ゲーム「Marvel Rivals」(マーベルライバルズ)キャラクター「ロケットラクーン」についての高ランク帯での考察です。
ロケットラクーン
統計サイト上では戦績の良いストラテジスト「ロケットラクーン」ですが、レート帯が上がるほど勝率が下降していくという特徴があります。

今回は、そんなロケットラクーンが刺さる/刺さらない状況についての考察になります。
そもそもロケットラクーンってどんなキャラクター?(特徴)
以下、ロケットラクーンと他のキャラクターの差別点についてざっくり書き出していきます。
長所
- 壁登り、空中に飛べる移動スキル2回での生存性能
- DPS192.8というメイン武器での自衛能力
- ハルクアイアンマンが220DPS、パニッシャーが180DPS
- 蘇生ビーコンにより敵の1キルを無かったことにできる
- パニッシャーと連携することで無限弾薬が発動可能
- ヒール弾はバウンドするため射線外の味方をヒールすることが可能
- ヒールは範囲なので、まとめて味方をヒールできる
短所
- 他のサポートと違いウルトで味方を守ることができない
- ヒールは持続ヒールのため、瞬間ヒール持ちと比べると味方を救う能力が低い
- 回復量は70/秒と低めの数値
- メイン武器は弾速があり、しかも急激に距離減衰する
まとめ
ロケットラクーンの欠点は、ストラテジストの枠を使うにもかかわらず、ウルトが弱い(他のキャラとは違い味方を守れない)点が非常に大きなウェイトを占めています。
特に高レートになるほどキル/デスラインの見極めがうまくなっていき、ウルト以外でゲームが動くことが少ないため、ウルトを返せないという欠点が致命的になっていきます。
一方で、高DPSのメイン武器や機動力による自衛等、他のサポートと比べて秀でている点もあります。
今回はこれらの長所・短所を念頭に、ロケットラクーンの効果的な運用や、出しても良い/いけないシチュエーションについて考察したいと思います。
出して良いシチュエーション
ここではロケットラクーンを積極的にプレイするべきシチュエーションについて記載します。
生存が不可能
味方のヒールを行うためストラテジストが必要、しかし、敵には多くのフランカーやダイバーがいて生存が難しいという状況があります。
特にソロランクでは意思疎通が難しいため、自分がスパイダーマンに殴られているにもかかわらず、横のファイターは別の方向を見ている等、他人に守ってもらえないことも多いです。
そういったシチュエーションでは、移動スキル2回、ゲーム内最高峰のDPSを持つメイン武器での自衛等、ロケットラクーンの選択は理にかなっていると言えるでしょう。
また、こういったフランク/ダイブ編成は1キルを取る能力に長けているため、ラクーンの復活ビーコンが活用しやすいことが多いです。
敵に肉タンク(グルート、ハルク、ヴェノム)が多く、味方がパニッシャーをプレイしている
ロケットラクーンはパニッシャーとの連携、無限弾薬によってパニッシャーのDPSを飛躍的に上昇させることが可能です。
そのため、盾を持たないヴァンガードが敵にいる場合、いわいる”ロケットパニッシャー”が効果的な場合があります。
(例:グルートやハルク、ヴェノム、ソー等)
ロケットパニッシャーは壁を高速で破壊できるため、特にグルートのカウンターとして採用されることが多いです。
防衛側が極端に強いマップの防衛側の時
クリンターや東京2099のような、地形の事情で極端に防衛側が強いマップでは、攻撃側が1キルを取得するのにも苦労します。
敵が苦労してもぎ取った1キルを台無しにできるため、こういった場合、蘇生ビーコンが効果的に働くでしょう。
出してはいけないシチュエーション
ここでは、ロケットラクーンのプレイを控え、他のキャラクターに変えるべきシチュエーションについて記載します。
敵のウルトが強い
代表的なところではストームやスターロード、スパイダーマン、ドクター・ストレンジのような、サポートウルト以外で返しづらいウルトが敵に多数ある場合です。
こういった場合、ウルトで味方を守れないというロケットラクーンの欠点が浮き彫りになります。
敵の編成をチェックし、敵の致命的なウルトに比べてサポートウルトの数が足りないと感じたら素直にキャラクターを変更しましょう。
ヒール量が不足している
敵味方の編成によってどれほどの回復量がチームに必要かは変わってきますが、ロケットラクーンは単体ヒール量に乏しく、瞬間ヒールでない(=味方を危機から救う能力が低い)という点について留意しておきましょう。
特に味方のタンクがグルート等多くの回復量を必要とする場合、相方のストラテジストによっては回復量が足りず、チーム全体がうまく機能しない事があります。
適切な回復量を持つストラテジストに変更できるよう、味方のタンクの性質等を把握しておきましょう。
効果的なロケットラクーンの運用について
3サポート編成で運用
ヒール量が出ず、サポートウルトがないという問題点を3サポート編成で補うかたちです。
シーズン1現在では3サポート編成が大いに流行しているため、1:2:3でロケットパニッシャー+ウィンターソルジャーのような編成も頻出します。
こういった状況ではまさにハマり役と言えるでしょう。
味方にヒール量を譲る
ウルトゲージは敵へのダメージ量、味方へのヒール量で増加します。
そのため、回復を行わず、意図的に相方サポートにヒール量を稼がせることで、相方サポートのウルトの回転率を上げることが可能です。
ラクーンはウルトが弱いため、余裕のあるシーンではこういった「味方のヒールを譲る」行為が効果的な場合があります。
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