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【Clair Obscur Expedition 33】時系列順にストーリーを完全解説(ネタバレ有り)

ゲーム「Clair Obscur: Expedition 33」(クレールオブスキュール:エクスペディション33)のストーリー考察です。

時系列順で発生したことをなるべくゲーム内の記載通りにまとめ、ストーリーの全容が把握できるように記載しています。

ストーリークリア(あるいは収集物の完全達成)を前提としているので、ネタバレに注意して下さい。

目次

一家

  • 舞台は1900年代のフランス
    • ヴェルソエンディングの墓標では1905年
    • 当時の印象的な建物や技術として地下鉄やエッフェル塔、観覧車等があり作中に登場する
  • 芸術家(画家)の一家、家族構成は(末っ子のアリシアから見て)父、母、姉、兄、自分、ペット2匹
    • 父(ルノワール):画家だが音楽も嗜む
    • 母(アリーン):画家。画家としての実力は父より上らしい。
    • 姉(クレア):画家。作中では最強の画家とされている。おそらくヴェルソより年上。キャンバス世界に潜っている最中、現実世界で本体の体の世話を行っていたり、火事の陰謀に関わった画家を探している。完璧な人物で厳格(アリシア談)
    • 兄(ヴェルソ):画家。26歳でこの世を去る。実は音楽家志望だが、画家の家なので自分の進路に悩む。”ヴェルソ”はフランス語で”裏側”という意味
    • 妹(アリシア):画家。文学作品も好きで作家派閥寄り。そのために作家の陰謀に関わってしまう。画家としての実力は一家の中で最も低い。16歳。
    • ペット(モノコ3世、ノコ):ペット。現実世界ではモノコ”3世”のため、犬の寿命は10歳程度らしいのでヴェルソがキャンバス内に描いたのはモノコ1世かも。作中でモノコが足を集めるのは犬モチーフのためと考えられる
  • 家族仲は良好だった
    • 作中の随所で家族間の愛情の深さを感じられる描写がある
  • 画家はクロマという物質を使い絵を描くことで魔法のようなものを使うことができたり、キャンバスの世界に侵入することができる
クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33 ストーリー 考察 ネタバレ 時系列 できごと エンディング 真エンド 家族
1900年代のフランス(ヴェルソエンディングの墓標より)
クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33 ストーリー クレア ヴェルソ 年齢
ゲーム内テキストではクレアは姉として表記されている。sister(姉あるいは妹)の誤訳かもしれない。(ルネの好感度会話2->3より)

幼少期のヴェルソのキャンバス

  • 兄ヴェルソの手によって描かれた作品。
  • ヴェルソが非常に幼い頃(顔のない少年の影ぐらいの時期)の作品
  • エスキエやモノコ、ノコ、ジェストラル、グランディスや回転木馬のようなキャラクターや施設はヴェルソの作品
    • “クレアとアイデアを出し合って作品を作った”(クレア談)や、クレアといっしょに遊んだというテキストも有り
    • 旧ルミエールについては諸説有り。アリーンの作品である可能性もある
クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33 大崩壊 グランディス 考察 ストーリー
回転木馬のグランディスのテキストより。崩壊前は回転木馬で”グランディスと人間の子どもたち(おそらくヴェルソとクレア)が一緒に遊んでいた”旨の発言有

火災

  • 現実世界では画家(ペインター)と作家(ライター)が対立していた
    • どの程度の規模の争いかは不明
    • (予想)フランスの芸術界は画家と作家で2分して対立している
  • 対立のため、一家の屋敷は作家の陰謀で火事に遭ってしまう
    • 陰謀には妹アリシアが意図せず加担してしまったらしい
    • アリシアはどちらかというと文学が好きで作家側と関わりがあった描写有
  • 火事により兄ヴェルソは死亡し、妹アリシアは大火傷を負い声を失う
クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33 火事 ストーリー 陰謀 画家 作家 ライター
火事は偶然ではなく故意でのものという示唆がある。(ヴィサージュでの消えゆく男(ルノワールの残滓)の会話より)

ヴェルソのキャンバス

  • 兄ヴェルソを失った悲しみに暮れる一家
    • それぞれの方法で悲しむ
    • 父と母は悲嘆に暮れる
    • 姉クレアは作家への復讐を誓い犯人探しを行う
    • 妹アリシアは声を失ったため絶望
  • 母アリーンは幼少期のヴェルソのキャンバスに入り、その中の都(旧ルミエール)に現実世界の屋敷そっくりの屋敷を描き、自分で描いた偽物の家族(偽ルノワール、偽ヴェルソ、偽クレア、偽アリシア)と暮らすようになる。
    • 旧ルミエールはアリーンの作品なのかヴェルソの作品なのかは不明
    • 偽ルノワールが遠征隊を妨害するのは家族(偽ヴェルソ、偽クレア、偽アリシア、ペイントレス)を守るため
    • シモンの記録から、偽クレアとシモンは恋愛関係にあったとされる

ルノワールとアリーンの争い

  • 「家族が前に進むには現実逃避はアカンやろ。」ということで父ルノワールがキャンバス内に侵入
    • 母アリーンを現実世界に連れ戻すことを試みる
    • アリーンが偽家族と過ごした時間は1年~3年程度(現実世界で1~3日ぐらい?)。あまり長くないはず
  • ルノワールとアリーンの争いの末、アリーンは辛勝しルノワールをモノリスの地下深くに閉じ込めることに成功する
    • 画家としての実力のほどはアリーンが上だったらしい
  • この争いの影響で「崩壊」が発生し、ルノワールの力の影響で”抹消”も発生するようになる
  • 同時期、クレアによってキャンバス世界にネヴロンが誕生する

抹消

  • ルノワールのキャンバスを破壊する力をアリーンがかろうじて抑えているもの
  • アリーンの力は衰えつつあり、キャンバス世界の人間を完全に守ることはできない
  • そのため、”抹消”という形でキャンバス世界の人間を徐々に見捨てる事に
  • モノリスの数値はキャンバス世界の人間への警告であり、人間を抹消しているのはルノワール側
    • (なので、ACT2でペイントレスを倒す = アリーンをキャンバスから追い出すとみんな抹消されてしまう)

ネヴロン

  • ルノワール側に協力しているクレアにより作られたもの
    • キャンバス世界の破壊の加速装置
    • 命名はキャンバス世界内の人によるもので正式命名はない
    • 一部のネヴロン(体が引き裂かれているタイプのもの)はルノワール作
  • 通常、人間は死ぬと消え、創造主たるアリーンのもとにクロマ(魔力)が戻る
  • しかし、ネヴロンに殺されるとクロマはその場に残留するため、アリーンにクロマが戻らずアリーンを弱体化させることができる
    • 各所に死体が残っているのはそのため
    • ただし、冒頭の砂浜では”消えた人間もいる”ことから、偽ルノワールに殺された人間は死体が消えるようだ

崩壊

  • ルノワールとアリーンの争いによって発生したキャンバス世界の破壊のこと
  • 主な被害は以下の通り
    • 新ルミエールが海の彼方に放り出される
    • 一部の陸地が空中に浮いてしまう
  • 原因は2通り考えられる
    • ルノワールとアリーンの争いによって直接的に発生
    • ルノワールが作り出したアクソンをシモンが殺す際に発生

遠征隊00

  • 崩壊によって海の彼方に投げ出された新ルミエールが大陸に派遣した隊
    • 大陸の様子を伺い、旧ルミエールの生存者の捜索・救助を行うことが目的
    • 当初の目的は「ペイントレスの抹殺」ではなく「捜索救助隊」
  • 偽ルノワール、偽ヴェルソ、シモンやジュリー、偽クレア(おそらく?)や他新ルミエールの有志が遠征隊00のメンバー
クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33 遠征隊0 捜索救助 目的 考察 ストーリー
ルネの親密度1->2イベントの言及より。ヴェルソが探していたものは母。また、新ルミエールに”ドームシールド”を作ったのはヴェルソとルノワール

遠征隊の結末

  • 遠征隊00は最終的に、”ルノワール(本物)がキャンバス世界の破壊を行っており、ペイントレスはそれを守っている存在であること”を知る
  • キャンバス世界や家族を守るため、偽ルノワールや偽ヴェルソはペイントレスを保護するようになる
    • 作中にこのような描写はないが、並行して世界を救う方法も探している?
    • 偽ヴェルソは以降の遠征隊に同行するようになった。(おそらく)世界を救う方法やヴェルソの魂にたどり着く方法を探すため

以降の遠征隊と新ルミエール

  • 遠征隊00は新ルミエールに戻らないまま約15年が経過した
  • 「抹消」が確認されるようになった
    • 抹消カウントは100からスタートしたため当初の人間はモノリスの数字が何なのか理解していなかった。数字が年齢を意味するのに気づいたのは90程度になってからだろう。
    • ストーリーデザイナーのインスタグラムに”最初の数年は誰も気づかないうちに老人が消える程度のものだった”旨の発言有り
  • 新ルミエール内は人間が居住を続けられる程度に復興しており、議会政での政治が敷かれるようになった
  • 遠征隊が再編されるようになった
    • 遠征隊84が最初の再編遠征隊(遠征隊00から16年後)
    • 抹消が確認され原因がペイントレスにあると考えられたため、遠征隊84からは目標はペイントレスの抹殺
    • 遠征隊の派遣は議会への反対派閥の島流しという政治的な意も含められている。(隊員のログより)
      • ギュスターヴやマエルの遠征隊加入について姉であるエマが否定的なのはこのため。

弟子と遠征隊

  • 新ルミエールの子どもは幼い頃から年長者に師事し、遠征隊の知識を学ぶ
    • 遠征隊の知識だけではなく生活全般の知識かも。遠征隊は志願制であるため。
    • ギュスターヴの遠征隊参加にエマが否定的なのは島に残って教育に携わって欲しいという意図もある
  • 「ギュスターヴの弟子」はこの弟子。
  • シエルのブレスレットは弟子からのものであるとのテキストも
  • また、マエルは「どこも弟子に取ってくれなかった」旨の発言もしていて、師匠側は弟子を選べるようだ
クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33 遠征隊0 捜索救助 目的 考察 ストーリー
ルネの親密度5->6イベントより。新ルミエールでは6歳で弟子入りを行う。

アリシアの介入

  • 現実世界での画家と作家の争いに両親の力が必要だが、両親の争いに決着がつかずキャンバスから戻ってこないため、姉クレアによって妹アリシアがキャンバス世界に派遣される
    • ゲーム内ではルノワールがキャンバスに入ってから数日(1日?)しか経っていない描写があり、キャンバス世界と現実世界では時間の流れが異なる
  • しかし、妹アリシアはペイントレスのクロマの力に取り込まれ、記憶を失いキャンバス内世界でマエルとして転生する
    • マエルは孤児だが、ギュスターヴとエマに保護され養子として生活する

遠征隊33(ゲームスタート)

  • 時は流れモノリス歴33年、今年の抹消が行われ、遠征隊33に加入したギュスターヴ(30歳ぐらい?)とマエル(16歳)が大陸に旅立つところからゲームスタート。
  • 遠征隊は砂浜に着陸した直後、偽ルノワールやネヴロンに襲われ壊滅する
  • そこからの流れはゲーム内で語られる通り

ACT1前半

  • 島にたどり着いた遠征隊33
    • ワールドマップを見ると海の途中に段差があるため、遠征隊がどうやって海岸にたどり着いたかはいまいち不明
  • ペイントレスを守る気マンマンの偽ルノワールに遭遇し遠征隊は壊滅してしまう
  • 手の化け物に襲われるギュスターヴだが、幸いにも人間を殺すことに懐疑的な個体であったため救出される
  • マエルはヴェルソの手によって救出されており、館で保護されている
    • (作中では語られないため予想)ルネはおそらく自力で切り抜けている
    • シエルは海に逃げて漂流しているところをジェストラルに救出され、ジェストラルの村に居着くようになった

ACT1後半

  • ジェストラルの長老グラゴアから「モノリスは海の先にあり、海を超えるためにはエスキエの助力が必要」と教えられる
  • エスキエに助けを求める遠征隊33だが、エスキエが海を渡るには特定の石が必要と言われる
  • エスキエの石を見つけ海を渡る準備ができた遠征隊33だが、エスキエに搭乗しようと分断したところを偽ルノワールに襲われギュスターヴは命を落としてしまう
  • 偽ルノワールとの戦いにヴェルソが介入し、マエルは逃げることができた
  • 遠征隊33にヴェルソが加入し、老人がルノワールという名前であること、彼が不死である要因がペイントレスにあり、不死を維持するためにペイントレスを守っていると伝える。
    • 偽ルノワールの行動原理は家族を守ることなので半分嘘。ヴェルソはこの時点で遠征隊33を騙している
    • また、偽ヴェルソの行動原理としてはこの時点からヴェルソの魂だったと推測される

ACT3

  • ついに偽ルノワールとペイントレスを倒し悲願を成し遂げる遠征隊33とマエル
  • ルミエールに帰還し、抹消が終わったことをひとまず祝う
  • しかし、ペイントレスは本当は抹消から世界を守っていた存在であり、抹消はルノワールの破壊の力によるものだった
  • 守ってくれるペイントレスが居なくなったので一気に抹消が進み、人間が全員抹消されてしまう
  • 記憶を取り戻すマエル本当は自分も”画家”であり、自分が世界に送り込まれた理由や、現実世界で起こっている事(ヴェルソが本当は死んでいることやアリーンが偽の家族を描いて現実逃避している事、ルノワールがキャンバス世界を破壊しようとしている事)を知る
  • 本物ルノワールと戦うには軍勢が必要だが、人間は全員抹消されてしまったし絵を描くためのクロマが足りない
    • ネヴロンによって殺された死体にはクロマが残っていて、このクロマを利用して人間を描き軍勢とする(最高の遠征隊を作る)
  • キャンバス世界を守るため本物のルノワールと最後の戦いが始まる

各人物の思惑と行動

  • ペイントレス(アリーン):息子ヴェルソの遺したキャンバス世界を守りたい。現実逃避を続けたい。最終的にはACT2でマエル達に敗北され、キャンバスから追い出されてしまった。火事の原因を作ったアリシアには複雑な気持ちだが、ACT3の最後では無理をしてキャンバス世界にもう一度入り、アリシア側としてルノワールと戦う
  • キュレーター(本物ルノワール):家族として立ち直るためにキャンバス世界からアリーンとマエルを連れ戻し、現実逃避ができないようにキャンバスを物理的に破壊したい。マエル達の前にはキュレーターとして登場し、旅を助ける。
  • ルノワール(偽物):家族を守りたい。そのためにペイントレスの排除を目論む遠征隊を攻撃する。
  • ヴェルソ(偽物):ヴェルソ(本物)の魂を開放し、絵を書かせ続ける仕事から楽にさせてあげたい。そのためペイントレスが世界を守っているという真実を遠征隊に告げず、キャンバス世界を破壊する側に加担する。マエルを幼少期から見守っていたらしく、砂浜でマエルを保護したのもヴェルソ。
  • ヴェルソ(本物):このキャンバスを作った際の年齢の魂がキャンバス世界に存在している。彼が絵を書き続けないとキャンバス世界が存在できないらしく、ペイントレスに絵を描くことを強要されている。
    • 絵を描くことに対しての疲労も感じ取れる発言をする
    • 作中に登場する顔のない子どもはヴェルソ(本物)の思考の断片
  • マエル:
    • (ACT1):ルミエールになんとなく馴染めないので外の世界に出たい
    • (ACT2):ギュスターヴが死ぬ原因になったペイントレスやルノワールを倒したい
    • (ACT3):平和的にキャンバスを巡る争いを解決したい(建前)。現実世界では声も顔も奪われてしまい絶望しか無いのでキャンバス世界に引きこもっていたい(本音)
  • クレア:作家達に復讐するため、さっさとキャンバスを巡った問題を解決したい。ルノワール側に協力し、ネヴロンを作り上げペイントレスの力を削ぐ。シモンを操ったりもする。妹アリシアに対して複雑な気持ち(末っ子なので親やヴェルソの愛情を一身に受けている点に対して)だが、最終的には妹の行動に心を打たれ、”自分の望む結末を手に入れなさい”(意訳、終わらない塔の攻略時のテキストより)と言う。

キャンバス問題への対処

  • キャンバス世界へは自由に出入りできる(幼少期のヴェルソとクレア)
  • しかし、現実逃避の先にしたアリーンは入り込んだまま帰ってこなくなってきてしまった
  • そのため、家族間でキャンバスの扱いについてモメている
  • アリシア:兄が残し、自分がマエルとして生きたキャンバス世界は残しておきたい。たまにキャンバス世界にも遊びに行きたいし。「母アリーンからキャンバスを物理的に隠す」という解決策が良いと考えている
  • クレア:アリーンがのめり込まないように「キャンバスを隠す」選択肢の支持者。破壊したがらないのはおそらく兄の作ったものに対して愛着があるから。
  • ルノワール:何でも自分の理想通りにできるキャンバスは危険だと感じ、隠してもどうせ依存を引き起こすので「キャンバスを(物理的に)破壊したい」という考え。隠しても所在を知っているマエルがアリーンの二の舞いになることも気づいているかもしれない

エンディング

  • 最終的に本物ルノワールは倒され、キャンバス世界は守れた
  • と思いきや、偽ヴェルソの狙いは新ルミエールの地下深くに存在しているヴェルソの魂だった
  • ヴェルソの魂が絵を描き続けている限りキャンバス世界は存在できるが、絵を描くのをやめた瞬間キャンバス世界は無くなってしまう(?)
  • 本物の自分であるヴェルソの魂の心情や、100年間ぐらい絵を描かされ続けている事に対して同情した偽ヴェルソは自分の魂をこの世界から開放することを望む
  • もちろん、キャンバス世界を残したいマエルとは対立した考え方
  • ここで選択肢が登場し、物語の結末を決めることができる

マエルとして戦う

  • キャンバス世界を残す選択肢
  • 偽ヴェルソを一時的に追放し、本物ヴェルソの魂を保護する
  • 両親を追い払い世界の支配者になったマエル
  • 抹消された人間、死んだ人間を全員描き直し、ルミエールで平和に暮らす
  • ルミエールのコンサートホールで偽ヴェルソのピアノを聞くところで偽ヴェルソは涙を流し、ヴェルソの視点ではマエルの顔が絵の具に濡れているような描写があるところでムービーエンド。

ムービーから予想できる結末としては、以下の2通りが有力でしょう。
1.「マエルは絵の世界から出てこなくなってしまい現実世界で衰弱死する」
2.「何でも自分の希望通りになってしまう絵の世界に飽きて(絶望して)しまう。キャンバス世界を自ら壊したり、自殺してしまう」

予想1では、ACT3の終盤ではマエルはルノワールに「良い感じに折り合いをつけて現実世界に戻るから!」という発言をしますが、「父さんにウソを付いたな」という偽ヴェルソの発言があるように、マエルは現実世界に戻ってこないことは作中で示唆されています。

予想2では、マエルはこの世界の支配者であり、自分が望んだままに世界を作ることができます。そのため、いずれかの段階でこの世界が自分の望む通りに動いている事に飽きや絶望を感じてしまうという結末です。とはいえ、創造主の意思に反して動くネヴロンが存在することからも、創作物はこの世界では作者の意を超えて動くことがあるため、結末2はあまり有力ではないと個人的には感じています。

あるいは、作中でこの結末が示唆されることはありませんが、アリシアが成長することで折り合いをつけてキャンバス世界を残しつつ、現実世界と向き合うという結末も存在するかもしれません。

いずれにせよ、ヴェルソの魂は望んでいないにも関わらず絵を描かされ続けることになります。

ヴェルソとして戦う

  • キャンバス世界は破壊されるが、ヴェルソの魂が救われ、アリーンやマエルを強制的に現実世界に戻す選択肢
  • マエルをキャンバス世界から追い出し、その間にヴェルソの魂に絵を描くことをやめさせる
  • シエルやルネの恨みがましい視線を受けつつも、キャンバス世界を消滅させる
  • ムービーではヴェルソの墓参りをする家族が。

引きこもりっきりだったアリシアが外に出てきている事からも、キャンバス世界は消滅するものの、ある程度前向きな結末ではあるようです。

一方で、キャンバス世界は完全に消滅してしまうので、特に夫を復活してもらえるかもという希望を胸に戦い抜いてきたシエルにとっては残酷な結末になるでしょう。

おわりに

今回は自分の把握している内容をもとに、時系列順にストーリーをまとめました。

ちょっと複雑なゲーム内ストーリーの一助になりましたら幸いです。

マエルの死亡、キャンバス世界の消滅どちらも天秤にかけがたいものでエンディングの選択肢は実時間で数十分悩んでしまった点、マエル視点で物語が進み感情移入を引き起こしやすい点はこのゲームのストーリーの魅力的な点だと思います。

また、省いていますが偽アリシアや偽クレアの結末についてはサイドクエストで見ることができます。
いずれは彼女らについても深堀りできたら良いですね。

遠征隊00に実はアリシアが参加していたみたいなムービーもある(ACT2直後、マエルの悪夢)ため、考察が進むとこれらの内容について細部が変わる部分があるかもしれません。

また、記事作成に当たりゲームを3週していますが、見落としやゲーム内との記載違いがある可能性があります。
何かありましたらゲーム内のスクリーンショット等を添えて訂正箇所をご指摘いただけますと幸いです。

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この記事を書いた人

勝つため、より上手くなるための研究が好きなゲーマーです。
対戦、非対戦、シューター、MMO、ソーシャルゲーム等ジャンルを選ばずその時面白いと思ったゲームをガッツリとプレイし、攻略情報を発信しています。

過去、いくつかの対戦ゲームタイトルで競技シーンにいたことがあり、賞金等の獲得総額は100万円を超えています。
直近3年ぐらいの実績:
GUNDAM EVOLUTION:GGGP2023 優勝
NARAKA:BLADEPOINT:Morus Cup(トリオ部門) 3位

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