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【Clair Obscur Expedition 33】ヴェルソエンドの嘘【考察】

ゲーム「Clair Obscur: Expedition 33」(クレールオブスキュール:エクスペディション33)(なんとか33)のストーリー考察です。

今回は通称「ヴェルソエンド」について考察の余地を増やすための情報になります。

ストーリークリア(あるいは収集物の完全達成)を前提としているので、ネタバレに注意して下さい。

目次

ヴェルソエンドが「現実世界ではない」根拠

表題の通りで、ヴェルソエンディングの世界は、我々が「現実世界」として見せられている世界ではないと思います。

以下、その根拠となるゲーム内での描写です。

エッフェル塔

  • エピローグ「アリシア」ではエッフェル塔が窓の外に映っている
  • ヴェルソエンドではエッフェル塔は屋敷の正面
  • 部屋の配置を考えると明らかにおかしい
    • アリシアの部屋は屋敷の入口から見て右奥
なんとか33 エンディング 考察 ヴェルソ 真エンド クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33
  • また、遠征隊の思い出(?)の出現前後で、墓の正面で抱き合っていた両親がいつの間にかどこかに消え、アリシアが墓の正面にいる点も不自然(その前は墓の右側)
  • 遠征隊の思い出(?)が突然出現し、抹消の花で消え、そして抹消の花の色が違うのも変な点かも
    • この点に関してはそういう「思い出との別れ」という描写とも取れそうだが

喋るアリシア

  • エピローグ「アリシア」では、アリシアは唸り声とテレパシー(?)で会話している
    • ()の最中は唸り声のようなものを出している
    • 魔法のようなものが存在する世界なのでテレパシーのようなもので意思疎通しているのかもしれない
    • クレアとは会話できているので意思疎通していることは確か
なんとか33 エンディング 考察 ヴェルソ 真エンド クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33
  • キャンバスの隠し場所を見つける段階になって突然喋っている
    • ()ではなく、声優がちゃんと喋っている
なんとか33 エンディング 考察 ヴェルソ 真エンド クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33

12月33日は古いフランスの言葉で「ありえない」

  • ヴェルソの墓標には1879年2月22日 – 1905年12月33日と書いてある
  • 魔法のようなものが存在するので「そういう世界」であるとも一蹴できるが
  • ただ、ここまでの経緯で「この世界も嘘」という警鐘に見える
    • エンディングの最後にこの墓標がアップになる点からも。
33 DECEMBRE 1905 なんとか33 12月33日 エンディング 考察 ヴェルソ 真エンド クレールオブスキュール:エクスペディション33 Clair Obscur Expedition 33

キャンバスの隠し場所

キャンバスを隠した場所はある程度推測することができるのですが、この点も根拠にできます。

詳細は別記事にまとめてあります。

結論と考察

以上の点(エッフェル塔、声)から、ヴェルソエンドの世界は、少なくともエピローグ「アリシア」の世界ではないです。

表面上は「家族がヴェルソの死と向き合い、家族として立ち直ることが示唆された」という感傷的なシーンです。
しかし実際は「キャンバスから抜け出したかに見えたが、ここも別の世界である」事を意味するのではないかと思います。

マエル側は露骨に不吉な点が示唆されていますが、ヴェルソ側も十分に不吉です。

他の謎

これ以外にもゲーム内には大量の謎が残っています。

例えばクレア戦のBGMには「アリシアは暴君であり、クレアはアリーンに命じられた」という歌詞が隠されていたりしてかなり意味深です。

全ての謎を解き明かした末に判明するであろう「この世界の真実」が実質的なエンディングになるのではないかと思います。

ただ、発売一ヶ月になりますが今のところ「真実とは何か」については分かっていません。

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この記事を書いた人

勝つため、より上手くなるための研究が好きなゲーマーです。
対戦、非対戦、シューター、MMO、ソーシャルゲーム等ジャンルを選ばずその時面白いと思ったゲームをガッツリとプレイし、攻略情報を発信しています。

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過去、いくつかの対戦ゲームタイトルで競技シーンにいたことがあります。
直近3年ぐらいの実績:
GUNDAM EVOLUTION:GGGP2023 優勝
NARAKA:BLADEPOINT:Morus Cup(トリオ部門) 3位

コメント

コメント一覧 (5件)

  • これは現実でもなくまたすべての事象が同じタイミングではなく、
    絵の世界との決別、ヴェルソの死を受け止めたという事実を象徴的に描いたものだと思います。

    実際に、
    この物事から一歩離れたところにいた現実主義者のクレアは一番最初にその場を去ります
    ちなみにクレアがもっていた花束は
    赤いガーベラと、おそらく白のガーベラ。
    それぞれ 前向き・希望 などの花ことばです。

    つづいてルノワールとアリーン。
    これが現実ではないとすれば、
    エッフェル塔もまた現実のものではない。
    ルノワールとアリーンの対立により崩壊した世界では折れていたエッフェル塔。
    それがこの映像ではまっすぐたっていることは夫婦の愛の象徴なのだろうかと思います。

    最後にアリシアです。
    抹消のように消えていく仲間たちの中にマエルがいたのは、
    これこそ彼女が絵の世界との決別、現実世界と向き合う決心がついたというあらわれでしょう

    33日はモノリス歴33年にちなんでいるのでしょうか
    偽ヴェルソも「生きていた」ということへの弔いだと思いますが、
    ただ時の流れの早さが違うのでありえないが、彼らだけが知っている
    33日という表記にしたのかもしれません

  • ヴェルソの墓の場所がそもそもエッフェル塔側の庭なのではないでしょうか?

    根拠は、ヴェルソエンドで見える屋敷が正面だとしたら、旧ルミエールに初めて行ったときに見える屋敷の正面と形が違うことです。
    ただ建築の雰囲気は似ているので側面ではないかと思いました。
    それと屋敷の正面(人の出入りする通り道)に墓は作らないだろう、ということも引っかかります。

    • ↑修正
      ✕ ということも引っかかります。
      ○ と思います。

    • 面白い説ですね。
      確かに我々は屋敷の正面しか見ておらず、確認したところそれぞれの屋敷は異なるものでした。
      正面に墓を作らないだろうという点も理解ができます。

      これについては最新記事でスクリーンショットを撮影し比較したのですが、
      ・旧ルミエールの屋敷と白の砂漠の屋敷は同一の3Dモデル
      ・白の砂漠の屋敷を側面から確認したところでは、ヴェルソエンドの屋敷の側面とは一致しない
      という事が確認できました。

      「庭だったのでは?」説は完全には否定できませんが、家の横に庭があったのでは?という説についてはちょっと弱くなった形になるかと思います。

      • 検証を拝見させていただきました。
        スクリーンショットの比較、とても分かりやすかったです。
        確かに白の砂漠の屋敷の側面とは一致せず、マエルの絵の方が近い印象ですね。
        となると屋敷の庭ではなく、マエルの絵の中、またはマエルの絵のモデル(別荘?)の場所でしょうか。

        気になったのでパリのお墓事情を検索したところ、パリで私有地での埋葬は原則的に禁止されているそうです。これはベル・エポック時代以前からとのこと。(ソースはAIなので間違いであればすみません)

        これ事実だとし、それを前提に開発されているならば、ヴェルソを近いところに埋葬したいとなった場合、マエルの絵の中というのは説得力のある話になってくると思いました。

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