ゲーム「Clair Obscur: Expedition 33」(クレールオブスキュール:エクスペディション33)のストーリー考察記事です。
今回はギュスターヴとヴェルソやルノワールが似ている理由について考察します。
ストーリークリア(あるいは収集物の完全達成)を前提としているので、ネタバレに注意して下さい。
この2人、似てない???
ACT2が開始し、ヴェルソが加入して抱く感想は「ギュスターヴと似てない?」です。

太めの眉やヒゲ面は後から整えれば良いので考慮の外として、鼻の形や目元まで似ているように感じます。
また、ルノワールもヴェルソに似ていますが、この理由については作中で語られている(血縁関係)ので、説明は不要でしょう。
戦闘スタイルも似ている?
右手に剣、もう片方の手の小剣でパリィという戦闘スタイルも似ています。
ルミエールで戦える遠征隊のモーションを見るに、これは遠征隊の基本的な戦闘スタイルのようです。
作中での根拠は無し
残念ながら、ギュスターヴとヴェルソ、ルノワールの血縁や、ギュスターヴがペイントレス(アリーン、ルノワール、クレア、アリシア、ヴェルソ)のうち誰かに作られたものという証拠はゲーム内では見つかりません。
そのため、ゲーム内の記載からはルネやシエルと同じように、「偶然生き残れた1探検隊員」(死んじゃったけど)であり、「マエルを養子に引き取った男でマエルにとっては兄であり父」「ルミナコンバーターを作った男」以上の情報は無いです。
ギュスターヴがなぜ復活しなかったのかについて
ACT3開幕ではマエルがルネやシエルを復活させますが、「ギュスターヴは描き直さないんかい!」という感想を持った方もいるんじゃないでしょうか。ちょっと不遇な扱いを受けている気もします。
画家が人間を作り出すには”クロマ”が必要であり、ACT3の開幕ではクロマが足りない(すべてキャンバス世界の支配者であるルノワールのもの)ため、他の人間を描き直せなかったという経緯があります。
そのため、ギュスターヴが復活できなかったのはクロマ不足というのが結論になります。
しかし、ルネやシエルを先に復活させたのはマエルが頼りになる人物として真っ先に彼女らを思い浮かべたためということになります。
ただし、考察の余地がある
しかし、開発チームが彼の3Dモデルを偶然似せたとは考えづらいです。
コスト削減にしては変な部分ですし、街には様々な容姿の男がいるので彼らをもとに3Dモデルを作ることもできたでしょう。また、エンドクレジットには同じモーションアクターを使っているという記載もあります。
そのため、似ているのは偶然ではなくなんれかの理由があると考えるのが妥当でしょう。
推測や妄想の域を出ませんが、考察の余地は残っており、個人的には以下の説を推しておきます。
「ギュスターブはペイントレスの力に目覚める前の幼少マエルが無自覚に作ってしまった兄であり父」
マエルはギュスターヴのことを「兄であり父」と評しているため、兄/父と容姿が似ているのは理に適っていますし、幼少期のマエルは孤児で家族間を転々として孤独だったため、家族がほしいという願いを持つのは自然なことです。
あるいは、他の家族によって作られた?
あるいは、マエルではなく他の画家によって描かれた可能性もあります。
以下、キャラクター毎の推測です。
- アリーン:アリシア(マエル)がキャンバスの世界に足を踏み入れた際、侵入を感知していたはず。アリシアを子どもに生まれ変わらせて記憶喪失させたが、その後孤児になったアリシアを見て不憫になって”家族”を追加で描く
- クレア:同上。「様子を見に行ったらアリシアが生まれ変わって孤児になっとるやんけ!」で家族を描く
- ルノワール:同上。ただし、彼がアリシアの侵入を感知できていたかは不明
まとめ
- ギュスターヴがヴェルソと似ている理由について、ゲーム内での記載はない
- 開発側が偶然似せたとは考えづらい
- 家族の誰かにマエルの保護者として作られたと考えるのが妥当ではないか
以上、ゲーム内の全ログを集めた段階ではギュスターヴがヴェルソと似ている理由について確認できる点はありませんでした。
メタ的には似ているのは必然と考えるのが妥当かと思いますので、推測/妄想になってしまいますが、私の考察を付け加えて当記事の締めとさせていただきます。
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