ゲーム「Clair Obscur Expedition 33」(クレールオブスキュール:エクスペディション33)(なんとか33)、ゲーム内に登場する屋敷とその差異について調べます。
発端
当ブログに寄せられたコメントに興味深いものがあったので、”その説の検証”というのが今回の発端です。
ヴェルソの墓の場所がそもそもエッフェル塔側の庭なのではないでしょうか?
根拠は、ヴェルソエンドで見える屋敷が正面だとしたら、旧ルミエールに初めて行ったときに見える屋敷の正面と形が違うことです。
ワァーイ!さんのコメントより(ヴェルソエンドについて考察記事より)
ただ建築の雰囲気は似ているので側面ではないかと思いました。
それと屋敷の正面(人の出入りする通り道)に墓は作らないだろう、ということも引っかかります。
仮説を1つ1つ潰していく事が重要だと思うので、今回は「屋敷の形」や「庭の位置」に注目してみます。
旧ルミエールの屋敷
我々が遭遇する初めての「屋敷の外見」です。


エピローグ「愛のある人生」の屋敷

いわいる「ヴェルソエンド」の屋敷です。
ムービーを一時停止したり拡大するとギリギリ認識できますが、このカメラから見える真正面に入口があるようです。(噴水?が邪魔)
しかし、バルコニーがあったりと、デザインは大きく異なります。
「白の砂漠」の屋敷

白の砂漠にある「屋敷」です。

横はこんな感じ

マップ内でもおそらく同じモデルが使われています。
空飛ぶ邸宅

入口はトンネル?のようになっていて覆いの部分が長いのが特徴的です。
アリシアの絵

「屋敷」を描いたものと思われるので比較対象に含めます。

比較

- ヴェルソエンドの屋敷 = アリシアの絵
- 白の砂漠 = 旧ルミエール
- クレアのアトリエは完全に新規デザイン
以上、ゲーム内に登場する各「屋敷」は同一のものもあればそうでないものもあります。
アリーンが描いたであろう旧ルミエールの屋敷はエンディングで登場する屋敷とはデザインが異なります。大きなところではバルコニーの有無です。
また、アリシアの絵は、バルコニーが描かれている点から、エンディングの方の屋敷に見えます。
アリーンが認めた絵なので、家族が認識している本来の屋敷の造形はアリシアの絵 = エンディングの屋敷が正しい可能性が高いです。
我々がゲーム内の各地のドアから入れる屋敷とエピローグ「アリシア」の屋敷にはバルコニーが無いので、ゲーム内の屋敷とエンディングの屋敷とは異なる屋敷かもしれません。

旧ルミエールと白の砂漠の屋敷の3Dモデルは全く一緒ですが、前者に対しては「懐かしい感じ」、後者に対しては「何か違う」と答えています。
アリシアの記憶を取り戻した前後のため、記憶の中の屋敷の形と差異があるからかもしれません。(これは憶測の範囲)
「屋敷」って何なんだよ
ここからは憶測のゾーンなので注意
家族の各員の活動拠点である可能性が高いです。
アリーンは旧ルミエールの屋敷を、クレアは空の邸宅を、キュレーターは各地のドアの屋敷を活動拠点にしていたのかもしれません。(一人に1屋敷)
「空飛ぶ邸宅」は、公式OSTでは「Atelier de Clea」(クレアのアトリエ)という名前の場所ということになっています。
また、面白い説ではノコがモノコの駅でパーティに合流したのは、ジェストラルの村のドアを経由してモノコの駅周辺のドアから出てきたという説もあります。
「ノコはキュレーターにとっては家族の一員なので屋敷の利用を許した」という説です。(その後旧ルミエールでアレするけど)
「庭」については保留
「家の横に庭があったのでは?」という説については、この説を肯定できるものはゲーム内では見つけられませんでした。

ゲーム内では唯一、「白の砂漠」の屋敷を横から確認することが可能ですが、シルエットは明らかにエンディングのものと異なります。
また、家の横にバルコニーや出入り口のようなものは無いです。
そもそも、私の説ではヴェルソエンドの屋敷とアリーンの屋敷は違う屋敷という認識です。
そのため、「家の庭だったのでは?」説については保留です。
まとめ:それぞれ描いた屋敷は違う
今回は屋敷の造形に注目しました。
結果としては、アリーンの描いた屋敷はエンディングのものと明らかに違うこと、エンディングの屋敷はアリシアの描いた屋敷と同一のものである点が確認できました。
これが何を意味するかは難しいところですが、私に都合よく解釈すれば、「ヴェルソエンドはアリシアの絵の中説」を補強できたりするかもしれません。
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