ゲーム「Clair Obscur: Expedition 33」(クレールオブスキュール:エクスペディション33)(なんとか33)のストーリー考察です。
今回は作中での疑問「キャンバスの隠し場所」について考察します。
ストーリークリア(あるいは収集物の完全達成)を前提としているので、ネタバレに注意して下さい。
- キャンバスの隠し場所は「アリシアの絵の中」と推測できる
- いくつかの景色の一致が根拠
キャンバスの隠し場所
作中では母アリーンがキャンバス世界に戻れないよう、アリシアはキャンバスを隠してからキャンバス世界へ飛び込みます。
ただ、エピローグ「アリシア」のカットシーンでは真っ暗い部屋が映るのみで、キャンバスの隠し場所がどこかは作中で明確に語られません。

ACT3のカットシーンで見えるキャンバス外の景色
- ACT3ルノワール戦直後、アリーンのいる場所が映し出される
- キャンバスに入るには近くにいる必要があるっぽいので、「隠したキャンバス」はアリーンに発見されたと見て良いだろう

- アリーンの背景の絵や家具に注目
- 3体のアクソンの絵とテーブル等の家具
この場所に一致する場所
- エピローグ「アリシア」のルノワールのアトリエの景色と非常に近い(3つのアクソンの絵)

- キャンバス世界の屋敷の一番奥の部屋の景色とも近いが、こちらはヴィサージュの絵が無い
キャンバスの隠し場所はどこ?
- 景色からは「キャンバスを隠した」と言っているのに移動していないということになる
- しかし、明確に「隠した」、「かなり巧みな隠し場所」と言われる

- 思い当たるのはエピローグ「アリシア」の壁にかけてある家族の絵の展示の右下

- アリシアが描いたとされる小さな絵、おそらく屋敷を描いたもの
- この「屋敷」の中の「ルノワールのアトリエ」に隠したのかもしれない
- 画家がキャンバスの中に入れることは周知の事実、キャンバスの中にキャンバスを持ち込めてもおかしくないのでは
- 「キャンバス世界の屋敷」には、この絵は展示されていない
おわりに
今回はカットシーンの景色を元にキャンバス世界の隠し場所について探しました。
景色が一致する場所はルノワールのアトリエで、これは間違いないでしょう。
しかし、現実世界のアトリエだと「隠した」という表現と矛盾することから、別の世界のルノワールのアトリエに隠したと見るのが妥当でしょう。
「別の世界のルノワールのアトリエ」がどこかは明確に語られないため議論の余地がありますが、今のところ「アリシアの屋敷の絵」とするのが一番強い説かと思います。
ヴェルソエンドでキャンバス世界から抜け出した後の世界がエピローグ「アリシア」と一致しないことからも、この説を補強できると思います。

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