崩壊スターレイル(崩スタ)、星5キャラ「サフェル」について計算・分析し、効果的なビルドやチーム編成、環境上での評価について考察しています。
投稿時のバージョン:Ver3.3
動画版:Youtube
ざっくりまとめ

- サポート + サブアタッカー
- Ver3.x系列の汎用サポート。トリビー二号機
- 立っているだけで敵全体に被ダメ+40%
- 味方が敵にダメージを与えるとダメージを記録
- 必殺技で記録されたダメージを確定ダメージとして敵に与える
- 火力を中心に集中する
- 死水4 / 蒼穹戦線グラモス or 海に沈んだルサカ
- 会心(効果命中) / 速度 / 属性 / 攻撃力(EP回復効率)
- サブステ:目標速度 > 目標効果命中 > 会心率 > 会心ダメージ
- 速度目標:170~200
- 170:最低ライン。追加能力の起動
- 180:ロビンの必殺技中に行動できる回数が増える
- 184:風4やダンスダンスダンス込みで1ラウンド内で3回行動
- 200:1ラウンド内で3回行動
- 効果命中:~39%
- デバフ付与の試行回数が多いため各種ラインの達成は必須ではない
- 38.89%:モチーフ光円錐、戦闘スキルのデバフ必中ライン
- 66.67%:決意は汗のように輝くの必中ライン
- 汎用的に、いろんなパーティに
- 飛霄、黄泉の強化パーツ
キャラ概要
サフェルは、トリッキーな性能を持ったサポート兼サブアタッカーです。
サフェルの最大の特徴として、「味方が与えたダメージを記録し必殺技で確定ダメージとして放出する」ギミックがありますが、これは、実質的には味方全員に別枠バフをしたのと同じです。
例えば、敵に1000ダメージ与えたとしたら24%が記録され、必殺技で放出されるので合計1240ダメージになるといった具合です。

その上、立っているだけで敵全体に40%の被ダメージアップ効果を付与できます。
そのため、「敵全体に被ダメデバフ、味方全体に別枠バフを付与できる汎用サポート」というのが彼女の設計コンセプトです。
加えて、確定ダメージはメインターゲットと隣接ターゲットに放出されるため、中央へのダメージ出力が高いです。
つまり、「火力を中央に集める」作用を持っています。
設計コンセプトとしては味方の攻撃範囲や攻撃回数を中央の敵に変換するトリビーと非常に近いです。
もう一つ特筆するべき点は、高速で動き、追加攻撃を持っている点です。
飛霄のような味方の攻撃回数から影響を受けるキャラと相性が良いです。
また、虚無の光円錐にはデバフ付与効果を持ったものがあり、彼女の主力装備になるため、黄泉のようなデバフから恩恵を受けるアタッカーとも相性が良いと言えるでしょう。
総括すると、サフェルはVer3系列の汎用サポートです。
サフェルの最強ビルドについて
胴体 | 靴 | 次元界オーブ | 連結縄 |
---|---|---|---|
![]() 会心率/会心ダメージ 効果命中 | ![]() 速度 | ![]() 量子属性ダメージ 攻撃力% | ![]() EP回復効率 攻撃力% |
サフェルのビルド方針として(アタッカー型?サポート型?)
サブアタッカー型もサポート型もそれほど変わらない
サフェルにおいては「サブアタッカービルド」、「サポートビルド」の2タイプの型が挙がると思いますが、どちらのビルドを選んでもチーム単位でのダメージ出力はそれほど変わりません。
以下は飛霄編成におけるチームのダメージ出力の割合と、サフェルの個人ダメージ出力の内訳です。

(飛霄,サフェル=モチーフ光円錐所持)

(モチーフ光円錐所持)
編成の出すダメージのうち25%はサフェルのダメージですが、サフェルの出力の殆どは確定ダメージによるもののためです。
そのため、サフェルの個人ダメージ(会心率/会心ダメージ等)はそれほど重要ではありません。
そのため、ぶっちゃけ「死水を持ったサブアタッカー型」にしようが、「速度6%x2を持ったサポート型」にしようが、それほどチームダメージの差はないです。
後述しますが、チームダメージで2%程度の差です。
サフェルの遺物セットの選択肢
死水4(最大ダメージ) or 速度6%x2(最高速度)

前述の通り、サフェル自身のダメージはアタッカー向けセットで向上しますが、チーム単位で見ると差は出ないです。
何よりも速度170の達成が優先である点に注意しつつ、余裕があればダメージの出るセットに乗り換えます。
セット | 解説 |
---|---|
![]() 死水に潜る先駆者 | 4セット効果の発揮が容易です。 お得意様、被ダメ+40%、戦闘スキル、モチーフ光円錐でデバフ2種が付与できるためです。 |
![]() 星の如く輝く天才 | 敵に量子弱点がある場合、死水4セットに迫る効果になります。 防御ダウンの量次第では僅かに上回る可能性があります。 |
![]() 昼夜の狭間を翔ける鷹 | 速度6%x2より僅かに速いです。 速度170の達成に注意しつつ、余裕があれば採用できます。 サフェルの特性上、必殺技を取っておくこともあるため運用は難しいです。 |
![]() ![]() 速度6%2セット組み合わせ | 速度170の要求が辛ければこれを装備します。 |
サフェルのオーナメントの選択肢
個人ダメージ:蒼穹戦線グラモス
サポート性能:サポート向けセット

最もサフェルの個人ダメージが出るセットは「蒼穹戦線グラモス」です。
ただし、チーム単位ではサポート向けセット(ルサカ、仙船、竜骨)を採用した方がダメージが向上します。
サフェルのメインステータス比較
会心率(会心ダメージ) / 速度 / 属性ダメージ / EP回復効率(攻撃力)

- 胴体:会心率(会心ダメージ) / 効果命中
- 会心率/会心ダメージ:基本的にこちら
- 効果命中:「決意は汗のように輝く」を所持していてデバフ必中を重視する場合(66.67%必中ライン)
- オーブ:属性ダメージ / 攻撃力%
- 属性ダメージ側が僅かに有利
- 縄:EP回復効率 / 攻撃力%
- 好み/考え方の領域です。両者に差はほとんどありません。記録ダメージを細かく放出するか一気に放出するかの違いです。
サフェルはEP縄?攻撃縄?
ここでは攻撃縄を推奨しています。
- EP縄:黄泉や飛霄編成でサポート性能を重視する場合
- 攻撃縄:サフェルの個人ダメージで有利

サフェルの特性上ラウンド終了間際に必殺技を撃ちたいことが多く、最速ペースで必殺技を撃たないことも多いためです。
が、あまり差は出ない上、どちらもメリット・デメリットがあるため好きな方で良いです。
詳しい比較については別の記事に分けています。

サフェルのデバフ必中ラインは?(効果命中の目安)
- 効果命中38.89%:スキル、モチーフ光円錐、2凸効果の必中ライン(基礎命中120%)
- 効果命中66.67%:「決意は汗のように輝く」の必中ライン(基礎命中100%)

「決意は汗のように輝く」はヒット毎にデバフ付与が行われるため、必中を目指さなくてもOKです。
また、モチーフ光円錐もだいたい当たるため、必中ラインの達成は必須ではありません。
そのため、厳密に必中ラインを確保するかは好みの部分も大きいです。
個人的には素の時点で79%、66%の命中率があるため、あまり気にしなくて良いと思います。
サフェルの速度調整を教えて下さい
速度170の達成、追加能力の起動は必須です。

このラインが最も大きいですが、お好みに応じて以下の閾値を達成して下さい。
- 170:必須ラインです。ダメージ記録量が伸びる追加能力が起動します
- 180:ロビンと組む場合、ロビンの必殺技中の行動回数が増えます
- 184:風4セットやダンスダンスダンスがある場合、1ラウンドで3回行動が可能になる閾値です
- 200:1ラウンドで3回行動が可能になる閾値です
速度200はモチーフ光円錐を装備している場合、死水セットを装備していてもギリギリ達成可能な速度に調整されているため、やる気のある方は確保に挑戦してみて下さい。(1部位あたり速度サブステ7.2)
サフェルの目標ステータス

- 速度:170~(速度調整:180、184、200)
- 効果命中:38.89%、66.67%(必中したい場合)
- 会心率:90%~100%(戦闘中)、40%~50%(ステータス画面)
- 会心ダメージ:あるだけ
追加攻撃の会心ダメージが強化される都合上、会心率/会心ダメージの比率は戦闘中に100%近い会心率を確保するほうが優先されます。
また、会心率+50%の自己バフや死水セットの+4%に注意してください。
ステータス画面で46%の会心率が確保されていれば戦闘中、会心率は100%になります。
サフェルの光円錐比較

実質「決意は汗のように輝く」かモチーフ光円錐の2択です。
ギミックに絡む編成、黄泉編成では約20%の向上になり、
それ以外の編成では10%の向上になります。
- モチーフ光円錐:速度+18%で速度目標の達成が容易になり、サフェルが攻撃する毎に敵全体に防御ダウンデバフを付与します。
- 決意は汗のように輝く:攻撃判定毎に16%の防御デバフを与えます。「陥落」がすでに付与されている対象にはデバフ付与できないため、黄泉編成ではモチーフ光円錐からデバフ頻度が低下します。
サフェルの凸比較
以下が各星魂段階でのサフェルの凸効果の伸び幅の計算結果です。
特に伸びが良いのは1凸、2凸です。

また、サフェルの特性上、”中央の敵へのダメージを増やす”効果が大きいため、実際にはこれより少し強力に感じるかもしれません。
※ 被ダメアップの効果量は編成次第で変動する点に注意。2凸はチームによって21%~14%程度の強化幅になる
サフェルの凸とモチーフ光円錐どっち?
モチーフ光円錐側が優先されます。
伸びやコスパ、要求速度の低下が大きいです。
各効果の簡単な説明
- モチーフ光円錐:速度+18%によってビルドの幅が広がります。サフェルが攻撃する毎に(攻撃した対象のみでなく)敵全体に防御ダウン効果が与えられます。「決意は汗のように~」では、すでに「陥落」がある場合デバフ付与が行われないため、黄泉編成にとっては特に伸び幅が大きいです。
- 1凸:ダメージ記録量が本来の1.5倍に伸び、サフェルが追加攻撃によって攻撃力+80%のバフを得られるようになります。2ターン継続かつ追加攻撃は毎ターン出るので、これは永続と考えて良いです。
- 2凸:サフェルの攻撃命中時、敵に被ダメージアップ(+30%)を付与します。被ダメアップは重なるほど効果量が落ちるので編成によって効果量は異なりますが、最大21%~最低14%ほどの伸びになります。
- 3凸:必殺技と通常攻撃のダメージ倍率がアップします。あまり意味のない効果です。
- 4凸:”お得意様”に味方の攻撃が命中時、付加ダメージを与えます。
- 5凸:スキルと追加攻撃のダメージ倍率アップのみです。あまり意味のない効果です。
- 6凸:追加攻撃が大幅に強化され、追加攻撃によるダメージ記録量が増加します。また、必殺技後に記録量が20%返還されます。
サフェルのおすすめチーム編成について
被ダメージアップの効果は全てのアタッカーに影響し、ダメージ記録も確定ダメージ以外記録可能です。
そのため、様々なアタッカーに編成に採用可能です。
しかし、本命としては飛霄編成や黄泉編成での強化です。
- 汎用サポートとして
- 黄泉編成に
- 飛霄編成に
チーム編成例
いくつか効果的そうなチーム編成について紹介します。
アタッカー | サポート | サポート | 耐久枠 |
---|---|---|---|
![]() 黄泉 | ![]() サフェル | ![]() トリビー | ![]() ヒアンシー |
- Ver3.3での2凸黄泉の編成例
アタッカー | サポート | サポート | 耐久枠 |
---|---|---|---|
![]() 黄泉 | ![]() サフェル | ![]() 椒丘 | ![]() 耐久キャラ |
- 虚無2運用の場合、椒丘以外の虚無キャラから大幅な強化になります。
アタッカー | サポート | サポート | 耐久枠 |
---|---|---|---|
![]() 飛霄 | ![]() サフェル | ![]() ロビン | ![]() アベンチュリン |
- Ver3.3での飛霄の最適編成
- 0凸サフェルは1凸モチーフ光円錐有りトパーズ程度の性能
- 2凸飛霄では、追加攻撃からの飛黄増加のためトパーズとサフェルは同程度の成績
強化対象アタッカーのチームDPS変動
以下に私の計算結果を示します。
もちろん、状況によって有利/不利は変動しますし、現実世界でのパフォーマンスを保証するものではありません。
参考程度にどうぞ。
また、詳しい前提条件や計算過程等については記事最後部のスプレッドシートのリンクより確認できます。
サフェルの黄泉編成での強化幅

- 椒丘と同等程度のキャラが追加された形
- 椒丘側はデバフ頻度で有利で、黄泉に必殺技を多く撃たせられる
- サフェルは確定ダメージにでそれを補う
- モチーフ光円錐有り以上の状況なら、サフェル側が微有利に
- サフェルはモチーフ光円錐、2凸での伸び幅が大きい

サフェルの飛霄編成での強化幅


- トパーズとサフェルの”飛黄”生成は同程度(若干トパーズが速い)
- 0凸飛霄ではサフェル = 1凸餅有りトパーズぐらい
- 2凸飛霄では、追加攻撃からの”飛黄”生成が大きくなるため、トパーズは必殺回数でアドバンテージを得る

よくありそうな質問
よくありそうな質問についてQ&A形式で答えています。
「お得意様」のダメージ記録の仕様について

「お得意様」には与えたダメージの24%が記録され、
それ以外の対象には与えたダメージの16%が記録されます。
計算について
今回はgoogleスプレッドシートを用い計算等を行いました。
以下が共有用のURLになります。
計算の内訳等の確認にどうぞ。
ミスやお気づきの点がございましたらご報告いただけますと幸いです。
計算の前提条件等についてはスプレッドシート側に記載しています。
URL:https://docs.google.com/spreadsheets/d/11xcv4TQMFAbrT4zcWQuBovuzC1m0F5QYxl5jSsScmME/
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