崩壊スターレイル、いわいる「ファストブローニャ」と呼ばれるブローニャのビルドにおいての遺物比較を行っています。
ファストブローニャ(バキュームブローニャ)とは
ブローニャのスキルの効果、「指定した味方を自分の次のターンに行動させる」(行動順加速100%)という特性上、味方が動いた直後にブローニャが動き、行動値を踏み倒すのが理想的な状況です。
速度をいい感じに調節し、味方の行動直後に行動させるビルドをしたブローニャは、「高速(ファスト)ブローニャ」とか「吸引(バキューム)ブローニャ」と呼ばれています。
行動順加速や速度の基本仕様については以下の記事で解説しているので、こちらへどうぞ。
ファストブローニャの運用
ブローニャ側で毎ターンスキルを使うとSPが枯渇してしまいます。
そのため、「スキル -> 通常 -> スキル -> 通常(必殺技)」と動くのが、ブローニャの運用の基本だと考えられています。
8ターンあたりのSP事情
ブローニャに毎ターンスキルを使わせてしまうとSPが足りなくなります。
例えば、速度にビルドしたブローニャでは8ラウンドで中14回ほど動けます。
毎ターンブローニャがスキルを使ったとすると-14SP。
加速させた先のアタッカーがスキルを使うと更に-14SPで合計-28SPです。
初期のSPは3なので、25SPを残りの二人で稼ぐ必要があります。
普通のキャラの行動回数は8ターンで11回程度なので、毎ターン通常攻撃したとしてもSPが足りないのです。
ですから、ブローニャは「スキル -> 通常 -> スキル -> 通常」と動き、個人でのSP消費を+-0にするのが効率の良い(現実的な)運用だと考えられています。
(ただ、実際はブローニャで毎ターン動かしてもSPが不足する前に敵を倒せている場合もあるので状況次第です)
特殊なケース
SPを消費が緩やかな刃の場合はブローニャで毎ターン加速しても良いでしょう。
ブローニャの速度上限値について
ブローニャが速すぎるとメインアタッカーを追い越してしまい、行動順が噛み合わなくなってしまう場合があります。
そのため、「スキル -> 通常 -> スキル -> 通常」をうまく運用できるブローニャの速度の上限は160程度になっているようです。
例えば、刃と組む場合では速度164が最高値で、それ以降はうまく行動順が回らなくなってしまうようです。
この閾値は相方のキャラが速いほど高くなりますが、概ね160程度と言えるでしょう。
ブローニャを最速にできる遺物
- ガンマン4
- 昼夜の狭間を翔ける鷹4(風4)
- 仮想空間を漫遊するメッセンジャー4
- 雪の密林の狩人4(氷4) – 必殺技による会心ダメージバフが5%増える
現在、ブローニャにおいての遺物候補は以上の4つが主流だと思います。
ここでは、遺物毎にブローニャの行動値をチェックします。
つまり、「どの遺物が一番速くなるのか」という疑問の解決を図ります。
速度サブステの厳選状況で変わると思ったので、以下の3つの固定値速度でチェックしてみます。
一般的な環境では、固定値速度30~45の間ぐらいだと思います。
- 固定値速度30 – 速度靴と少し(+5)の速度サブステ
- 固定値速度45 – 一般的な数値 – 速度靴と10個ぐらいの速度サブステ
- 固定値速度60 – めっちゃ厳選を頑張った場合
速度計算を行ったスプレッドシートは以下です。計算確認や内訳の確認にどうぞ。
リンク:https://docs.google.com/spreadsheets/d/1BK—Ifx2TCJpeAWCrY3aNM6Bj0-V9iILwFQ67fo_nE/edit#gid=383484871
結果として
結果として、固定値速度30~45の帯では、風4セットが最速でした。
固定値速度60で隔ターンでスキルを撃つ場合のみ、メッセンジャーやガンマンが風4を上回るようです。
一般的な環境では固定値速度30~45程度だと思うので、風4が現状最速の遺物と言えるでしょう。
しかし、数値を見るとわかるようにメッセンジャーと風セットの差は0.2ターン程度の差です。
誤差と捉えるか大きな差と捉えるかは状況によって異なりそうですが、おそらくチーム単位でバフできるメッセンジャーとはイーブン、あるいはメッセンジャー側のほうがチーム単位で見た場合、行動値を踏み倒す性能が高そうです。
DPSシム的な観点では、大事なのはアタッカーのステータスなので風4が有利になると予想されますが、現実的に見た場合ではどちらもほぼ変わらないでしょう。
毎ターンスキルを使う場合
刃のような場合はブローニャが毎ターンスキルを使えます。
その場合は以下のような最後の行動値になりました。
この場合では全ての速度帯で風4が有利でした。
氷4セットについて
ブローニャの必殺技の効果によって、ブローニャの会心ダメージが高いほど味方に渡す会心ダメージが多くなります。
そのため、ブローニャに必殺技時に25%の会心ダメージバフを本人に与える氷4セットを持つプレイヤーもいるようです。
ブローニャは天賦Lv10で会心ダメージの20%をバフとして渡しますから、氷4セットで増える味方へのバフ効果量は5%です。
装備キャラが必殺技を発動した時、会心ダメージ+25%、2ターン継続。
結局どれが優れているの?
どちらが優れているのかという話ですが、結局のところ「制限ラウンドに最後の行動をねじ込めるか」が大事なので、遺物の優劣はつけ難いと思います。
どちらが優れているかは細かくDPSシムを書く必要があり(面倒くさいので書きたくない)今はデータを出せませんが、今までの計算からの傾向を見るに、1~3%程度の差、メインアタッカーのサブステ1~2個程度の差になるでしょう。
余裕があればこのあたりの計算もやりたいと思いますが、今のところはやりません。
ゼーレの場合
ゼーレの場合は最適な速度調整やローテーションが他のキャラとは大きく違ってくるようです。
このあたりも時間があれば詳しく解説しますが、以下の表の通りのローテーションになります。
これは、ゼーレが速すぎるので行動値調整が難しい点に原因があるようです。
コメント