崩壊スターレイル(崩スタ)での速度の目標値について計算、解説しています。
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最終更新:Ver2.6
ざっくりまとめ
- 速度の目標値は143、134、120
- 現状のエンドコンテンツである「混沌の記憶」「虚構叙事」での行動回数が増える閾値
- 一部、速度を低くすることでメリットのあるキャラがいる
以下、詳しく解説します。
混沌の記憶(裏庭)の行動回数
現状で最も難易度が高いコンテンツは混沌の記憶(通称:裏庭)です。
混沌の記憶で最大の報酬を貰える★3クリアには制限ラウンドが設定されており、今のところ制限ラウンドは5ラウンド程度(650行動値)に設定されていることが多いです。
そのため、速度については、混沌の記憶の制限ラウンド内でキャラが動ける回数を最大化するのが良いと言えるでしょう。
それ以外のコンテンツについては、キャラクターの育成がある程度進んだ段階でオートクリアできますし、ターン数制限も無いことが多く、報酬の量は変わりません。
混沌の記憶での1ラウンドの長さ
混沌の記憶でのラウンドの長さは、以下のように設定されています。
- 1ラウンド目 – 150行動値
- それ以降 – 100行動値
制限ラウンドが5ラウンドの場合は、650行動値になるといった具合です。
行動値については以下の記事で詳しく解説しています。
目標速度の目安表
各ラウンド数で、キャラクターが動ける回数が増える速度について計算しました。
※ 現実的に目指せる数値、90~165の速度のセルをハイライトしています。
結局、どの速度を目指せば良いの?
制限ラウンド数や速度バフ等で目指すべき速度は変わってしまいますが、「134」が黄金の速度と言われています。
以下のような理由によるためです。
- 速度靴 + 少しのサブステータスで目指せる
- 混沌の記憶の1ラウンド目に2回行動できる
- ほとんどの敵キャラクターに対して先制できる
- 各種オーナメントの起動条件になっている
速度靴+少しのサブステータスで目指せる数値
キャラクターの速度の平均値は102ぐらいです。
遺物メインステータスでは速度25の靴がありますから、速度靴を履いて少しのサブステータスを盛れば125~130程度の速度を目指しやすいです。
混沌の記憶の1ラウンド目に2回行動できる
行動値の計算になりますが、10000/134=74.62…、1ラウンド目の行動値は150ですから、速度が134あれば1ラウンド目に2回行動できることになります。
これにより、「ウェーブ制の敵等で最初のラウンドに2回行動し、敵を殲滅、次のウェーブに進む」といった、0ラウンド処理の幅が広がり、混沌の記憶の経過ラウンドを大きく減らせる可能性があります。
また、2ウェーブ目の0ラウンド目も150行動値になっているので、討伐速度、装備状況に関わらず、誰でも2回行動の恩恵を受けることが出来ます。
ほとんどの敵に対して先制できる
「混沌の記憶」には最大でLv95の敵が登場し、ほとんどが158/132/110のいずれかの速度になっています。
(ソース)(ソース2)
そのため、速度が133以上あれば、大体の敵に対して先制を取ることができます。
模擬宇宙等のコンテンツでは敵のレベル上限や種類が変わってしまうため、133では先制できない場合もあります。
「老いぬ者の仙舟」「宇宙封印ステーション」「蒼穹戦線グラモス」の起動条件
宇宙封印ステーション、老いぬ者の仙舟といった次元界オーナメントの起動条件は、速度120になっています。
同様に、「蒼穹戦線グラモス」は汎用的に使えるアタッカー向けのオーナメントですが、これの起動条件も「速度135」と、速度134から少し手を伸ばせば届く数値になっています。
134以外の速度の目標値
上記のような理由によって、「速度134」が推奨されますが、他には以下のような速度の目標値が理にかなっていると言われています。
速度143
3ラウンド(350行動値)で5回行動できる「速度143」も目標値として語られることが多いです。
現在の混沌の記憶では、ラウンド制限が片面5ラウンド、2ウェーブに設定されることが多いです。
Ver1.6以降敵がタフになってきており、討伐ラウンドが伸びやすくなってきたためこの数値が注目されています。
そのため、135より速度を盛ってしまった場合は143が速度の目標値になります。
速度120
次点では、キャラクターに速度靴を履かせただけで達成できる数値、「速度120」も良い数値です。
250行動値で3回行動になるためです。
速度200相当(1ラウンドに3回行動)
速度200相当の効果があれば、忘却の庭の一番最初のラウンドで3回目の行動順を回すことが可能です。
これに関しては装備事情等が絡みやや複雑なので下の記事に分けています。
速度を低く保つメリットについて
逆に、速度を低く設定することにメリットが有る場合もあります。
大きな速度バフが貰える場合
例えばアスターや寒鴉と組む場合、多くの速度バフが貰えます。
外部から多くの速度バフを貰える場合、アタッカーは速度靴より攻撃靴を履いたほうがラウンドあたりのダメージが伸びる傾向にあるようです。
以下はアルジェンティの編成「アルジェンティ/停雲/寒鴉/フォフォ」でのメインステータスの比較ですが、攻撃靴のほうが明らかにダメージが伸びるという計算結果を得られました。
行動回数とダメージのバランスが大事ということのようです。
クラーラ
例えばクラーラはカウンターでのダメージ出力がメインのキャラクターなので、速度靴を履いて行動回数を増やすよりも、攻撃靴を履いてカウンターのダメージを増やしたほうがダメージが増加する傾向にあるようです。
バフ継続時間
また、バフやバリアの効果時間はキャラクターのターン終了時にカウントされるため、遅いキャラクターほどバフが長く持続することになります。
速度調整の例
ブローニャの速度調整例
ブローニャにおいては2パターンの速度調整の例があります。
- スローニャ(Slownya) – 行動加速したいキャラよりわずかに遅い速度に設定する
- ファストニャ(Fastnya) – 行動加速したいキャラの最大1.7倍程度の速度に設定する
Slownya(スローニャ)
Slow(遅い)+Bronya(ブローニャ)を掛け合わせた造語で、ブローニャをアタッカーよりわずかに遅い速度にすることで、「アタッカー -> ブローニャ(行動順加速)」というサイクルで行動する型です。
例えば、以下のように速度調整します。
- アタッカー – 速度135
- ブローニャ – 速度134
SP効率が劣悪になりますが、その分火力が出る型で、刃や鏡流のようなSP効率の良いキャラクターと組む場合ではこの型が良いとされています。
Fastnya(ファストニャ)
Fast(速い)+Bronya(ブローニャ)を掛け合わせた造語で、ブローニャを最大でアタッカーの1.7倍程度の速度にすることで、ブローニャ側が「スキル -> 通常攻撃 -> スキル -> 通常攻撃」と動く型です。
- アタッカー – 速度96
- ブローニャ – 速度160
通常攻撃を挟めるため、ブローニャをSPニュートラル(SPプラマイゼロ)で運用できるのが特徴的な型で、スローニャよりダメージは落ちる傾向にありますが、SP効率が非常に良いです。
そのため、毎ターンスキルを使用するようなアタッカーと組む場合に良いとされています。
また、アタッカーに速度靴ではなく攻撃靴を履かせることができます。
銀狼、ペラの速度調整例
デバフは敵が動いたターンに持続ターンが消費されてしまいます。
ですから、敵の行動直後にデバフを付与するのが最もデバフの持続時間を長引かせることができます。
そのため、ボス格の敵(速度158)よりわずかに遅い「157」が理想的な数値ですが、157を達成するには非常に多くのサブステータスを要求されてしまうため、「アタッカーよりわずかに速い速度」が理想的になります。
例えば、「飲月が速度134であれば、銀狼やペラは135」のように調整すれば、アタッカーのために防御デバフを付与した後、アタッカーにターンを回すことができ、アタッカーが最高効率で敵を攻撃できることになります。
花火の速度調整例
花火においては2パターンの速度調整例があります。
- 高速花火:花火をなるべく速い速度にし、アタッカーに攻撃靴を履かせて、花火が毎ターンスキルを撃つ
- 低速花火:花火をアタッカーより遅くし(最高速度はアタッカーの速度-1)、花火が毎ターンスキルを撃つ
一般的に高速花火のほうが良いですが、一部速度の速いアタッカーと組む場合は低速花火のほうが良いことがあります。
高速花火では、行動順加速によってアタッカーを引っ張ってくるため、花火の速度がアタッカーの速度になります。
サポートと1:1でターンが回るのでチームのSP管理が楽かつ、常に花火のスキルによる会心バフが掛かった状態になりダメージも安定します。
一方で、低速花火は行動回数を増やす力に優れており、自己バフが豊富なキャラクターと組む場合や、既に速いアタッカーと組む場合では、低速花火のほうが良い場合があります。
詳しくは下記ガイドに掲載してあります。
御空
御空は自分がスキルを使用した後、2人のキャラクターの攻撃力をバフできるキャラクターです。
そのため、バフしたいキャラクター2人は御空よりわずかに遅い速度に設定すると良いことになります。
例としては、「ヒーラー(136)、御空(135)、アタッカー(134)、アタッカー(134)」といった具合です。
ヒーラー/タンクの速度
ヒーラー/タンクにおいても、速度を確保することは重要です。
というのも、敵の速度に追いついておかないとどこかのタイミングでヒーラーが1回動くタイミングで敵が2回動くパターンが発生し、ヒールが間に合わず事故につながる可能性が高いためです。
また、アタッカーよりわずかに速い速度に設定することで、アタッカーのためにSPを供給することができます。
そのため、ヒーラーやタンクの役割のキャラクターにおいても、速度134の確保を推奨します。
ホタルの速度の目安
ホタルについては「完全燃焼」中の速度210が確保されていると、完全燃焼中の行動回数が増加します。
そのため、完全燃焼中は速度が強化されますから、詳しくは自分で計算・調整する必要があります。
必殺技の軌跡レベルが10であれば+60速度なので、戦闘中の速度が150確保されていれば「完全燃焼」中の速度は210になります。
パーティ単位での速度調整の例
以上を踏まえて、例えば、刃の代表的なパーティ編成であろう「刃/ブローニャ/ペラ/羅刹」においては、以下のように速度調整することで、ポテンシャルをフルに引き出せる可能性が高いと言えます。
メインアタッカー | サポート | サポート | ヒーラー |
---|---|---|---|
刃(135) | ブローニャ(134) | ペラ(136) | 羅刹(136) |
「虚構叙事」での速度の目安について
Ver1.6より新規追加されたコンテンツ「虚構叙事」においても、速度の目安は134になっています。
これは、「虚構叙事」の制限ラウンド、4ラウンド(450行動値)内でキャラクターが動ける回数が増える、現実的に目指せる範囲の数値です。
詳しくは以下の記事に掲載しています。
「末日の幻影」の速度の目安について
Ver2.3で実装された「末日の幻影」ではターン数やラウンド数による制限は無く、クリアするまでの「行動値」を競うものになっています。
Ver2.3現在のところ、1300行動値を残してクリアすれば3300スコア、両面で6600スコアを達成し、星3クリアを達成することが出来ます。
2000行動値からステージがスタートし1300行動値がタイムリミットになるため、理論的には「700行動値」で行動できる回数を最大化する数値が速度の目安になると言えるでしょう。
その場合、以下のような数値が現実的に目指せる速度の目標値になります。
- 100
- 115
- 129
- 143
- 158
ダメージと行動回数を考えて速度を伸ばすか攻撃ステータスを伸ばすかを考えることになりますが、一般的に速度サブステータスより会心サブステータスのほうが価値が高いようです。
そのため、他のコンテンツと併せて「134~143」を速度の目標値として考えるのが良いのではないでしょうか。
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