ゲーム「崩壊:スターレイル」、キャストリス編成におけるギャラガーの最適化(回復量が最大になる)ビルドの研究ノートです。
ギャラガー
ギャラガーの必殺技によって「酩酊」が付与された敵を攻撃すると攻撃者が回復する性能を持っており、酩酊1体につき1500~回復します。
そのため、3体敵を巻き込んだ時点で新蕾の回復上限である12%(4080)を回復します。
拡散攻撃を持っているキャストリスや高頻度の全体攻撃を持っているトリビーと相性が良く、敵が3体~の理想的な状況では限定キャラを含めて1、2を争うヒール力を持っているため、キャストリスと相性の良いチームメイトとして挙がるでしょう。
同じく”攻撃時にヒール”系の能力を持っている羅刹とは敵2体の状況からイーブンになり、敵3体からギャラガー側が有利になるはずです。

一方で、必殺技で「酩酊」を付与するためデバフ再付与の手間があり、頻繁に敵が再登場したり(虚構叙事)、ウェーブ切り替えの際に必殺技を取っておく必要があるといった弱点もあります。
また、羅刹やフォフォ、霊砂にあるような緊急ヒールやデバフ解除が無いといった不安定さも持ち合わせており、このへんが限定星5キャラに及ばない感じもあります。人によっては羅刹や霊砂のほうが好きという方もいるでしょう。
というわけで、今回はそんなギャラガーのキャストリス編成でのビルドの話になります。
厳選をがんばりすぎないよう注意
なお、星4キャラは基本的に後から上位互換の星5限定キャラが実装され置き換えられる運命にあります。
(例:ホタル編成においてのギャラガー > 霊砂、調和主 > 星5停雲)
キャストリス編成においてのギャラガーも例に漏れずその運命にあるはずで、そのうちキャストリス向けの星5ヒーラーが実装されると思われるので厳選や育成は適度に行っておくのが良いでしょう。
結論だけ教えて?
胴体 | 靴 | 次元界オーブ | 連結縄 |
---|---|---|---|
![]() 治癒量 | ![]() 速度 | ![]() HP% | ![]() EP回復効率 |
- 治癒量をとにかく伸ばす
- 撃破特効の治癒量変換は上限150%、それ以降は無駄になるので気をつける
- 上限達成は必須ではない
- 結構上限に引っかかりやすい
- 過客2 + 速度6% or 撃破特効16%
- メインステータス:治癒量 / 速度 / HP% / EP回復効率
- サブステータス:撃破特効(~150%)、速度、HP%
- 速度の閾値は135、143、160
- 光円錐は好み(それぞれ強みがあり優劣付けがたい)
- 個人的なランキング:
- 「驚魂の夜」(フォフォモチーフ) > 「暖かい夜は長くない」 => 「何が真か」 = 「手術後の会話」
- 特殊なものとして:「昔日の香りは今も猶」(霊砂モチーフ)、「等価交換」
撃破特効上限に注意
ある程度遺物を厳選していると変換上限に引っかかりやすいのであえて警告させてください。
撃破特効を治癒量に変換する軌跡は150%撃破特効が上限です。
それ以降の撃破特効はほとんど意味のないステータスになってしまうので注意してください。

一般的なギャラガーであれば約100%撃破特効を持っているはずで、遺物や光円錐からは50%までの撃破特効しか受け付けないはずです。
※ 軌跡から13.3%、装備一箇所につきサブステ2個として合計12個=約70%、6凸から20%
6凸に注意
6凸の撃破特効+20%はメニュー画面では反映されず、戦闘中だけステータス画面に表示されます。
ギリギリで調整する場合、メニュー画面での撃破特効は130%が上限になります。注意。
撃破特効150%到達は必須ではない
見出しの通りです。
治癒量への変換効率はそこそこといったところで、「流雲無痕の過客」2セットのように直接”治癒量”ステータスを増加させたほうが良い場合もあります。

例えば怪盗2セットでは撃破特効16%、つまり治癒量8%ですが、過客セットは治癒量10%の上昇なので過客セットのほうがお得と言えるでしょう。
回復量上限?
勘違いされやすい仕様についての補足です。
キャストリスの軌跡では、回復よる新蕾獲得量に制限があるように見えます:

この上限は最大値の12%(4080)です。
画像の例では、HPは4335回復していますが新蕾は4080しか回復していません。
ただし、これはキャラクター単体にかかっている上限です:

画像でわかるように、4080の制限はキャラクター単体にかかっていて、複数体にまたいで回復を行った場合では4080以上の新蕾を回復します。
ギャラガーにおいては強化通常攻撃がこの仕様を利用できる動作にあたり、チーム全員に対して回復を行うため、一気に25%程度の新蕾を回収します。

強化通常攻撃はチーム全員に酩酊1回分の回復を行い、酩酊1回分の回復量は1600前後で4080の制限には遠く及ばないです。
ですから、すでにスキル等の回復量が4080に達している場合でもギャラガーの治癒量を更に盛る意味はあるといえるでしょう。
撃破特効 -> 治癒変換表と考察
ギャラガーの軌跡によって撃破特効2%あたり1%の治癒量に変換されます。
そのため、撃破特効を治癒量に変換した装備候補リストを作成しました。
これらをにらめっこしたり実際に使ってみたのが今回の結論になります。
遺物と考察

- 過客2セット:撃破特効変換上限に引っかからず治癒量を稼げるのでかなり強い
- 撃破特効セットと速度セット:意味合い的には同じ(両方サブステ換算で2.6~2.7個)
- 16%/5.83% = 2.74…
- 6/2.3 = 2.60…
結論としては過客2 + 任意の2セットといった形になるでしょう。
オーナメントと考察

- 鋳煉宮:キャストリス編成では発動しません
- タリア:変換上限を気にしなくて良いなら治癒量No1
- 巨樹:撃破特効ではないので変換上限に引っかかりづらい
結論としては装備を掘る手間等々考えると「深慮に浸る巨樹」が良さそうに思えます。
光円錐と考察

「酩酊」は3体敵を巻き込んだ時点で上限(12%、4080)になり、スキルも4080上限に引っかかりやすいです。
そのため、治癒量のみで見た場合は強化通常攻撃での僅かな差しか発生しません。
- 「昔日の香りは~」(霊砂モチーフ):撃破特効が溢れるのでスペック通りの治癒量が出ない
- とはいえ被ダメデバフが強い
- 「よぉ、ここにいるぜ」「今が丁度」:治癒量こそ多いが「何が真か」の光円錐スキルによるヒール分で負ける
- 「何が真か」は強化通常攻撃毎に6%程度チャージする
- 酩酊、スキルによるヒールともに上限に到達するので、治癒量3%~4%だけの差ではこの6%チャージの差を埋められない
- 「何が真か」:大本命。強化通常攻撃毎に6%程度追加で新蕾が溜まる
- 遺物やオーナメントに撃破特効系が入れられないので注意
- 撃破特効が余ってしまい治癒量は落ちるが、「よぉ、ここにいるぜ」「今が丁度」よりトータルの回復量が出る

- 「暖かい夜は長くない」:ギャラガーのスキル、通常攻撃毎に5~6%の新蕾が溜まる(重畳5)
- 先行鯖で遊んできた感じかなり強力(チャージ速度最速候補)
- バトルパス光円錐で高いので、ギャラガーの寿命を考えるとわざわざ取るのは推奨しない
- 低重畳だとそれほど強くない
- すでに持ってたらオシャレさんになれる
- EP効率系の光円錐:EP表は以下の通り
- 「手術後の会話」「驚魂の夜」は2ターン必殺技を保証する(110EP)
- が、非所持の場合でも1被弾で2ターン必殺技になる(101EP)
- ので、現実には被弾運次第。個人的には上がっている寄りなので影響はあまり大きくなさそう

光円錐毎にそれぞれ強み弱みがあり優劣付け難いですが、系統分けし、主観でランク付けしてみます。
- 純粋なヒール量:「暖かい夜は長くない」「驚魂の夜」「何が真か」
- 必殺技短縮がわんちゃん:「驚魂の夜」「手術後の会話」
- 特殊効果:「昔日の香りは今も猶」「等価交換」
なお、比較は重畳5として行っています。
装備が揃っていない環境(重畳3とか)では無料で重畳5まで手に入る「何が真か」が最も良いものになるでしょう。
キャストリス編成においてのギャラガーの速度調整
以下の3点がキャストリス編成においてのギャラガーの目標速度になるでしょう。
- 135:巨樹セットの起動条件、1ラウンドでの行動回数が増える
- 143:3ラウンドでの行動回数が増える。モチーフ光円錐を持っているキャストリスより速い
- 160:2ラウンドでの行動回数が増える。そこそこ頑張って厳選した限界はこの辺

アタッカーに合わせた速度調整
一般的にサポートキャラクターはアタッカーより速いほうが良いと言われ、キャストリス編成においてもおそらくそのとおりです。
亡国の悲哀を詠う詩人4セットを持った速度サブステータス0個のキャストリスの速度は以下の通りで、アタッカーとの速度調整という観点ではギャラガーはこれより速ければOKと言えるでしょう。
- モチーフ光円錐非所持:125.4
- 95x(1-8%+40%) = 125.4
- モチーフ光円錐所持:142.5
- 10000/(10000/95x(1-8%+40%))x0.88)
結局?
胴体 | 靴 | 次元界オーブ | 連結縄 |
---|---|---|---|
![]() 治癒量 | ![]() 速度 | ![]() HP% | ![]() EP回復効率 |
- ベーシックな型として↑+「何が真か」を推奨
- 撃破特効の変換上限150%は結構引っかかりやすいのでこの遺物/オーナメント構成を推奨
- これ+「何が真か」で丁度150%になるぐらい
- 「今が丁度」とかを持つなら撃破+16%系やタリアを採用しても良い
- 速度:135 / 143 / 160の達成が目安
- 個人的な光円錐ランキング:
- 「驚魂の夜」(フォフォモチーフ) > 「暖かい夜は長くない」 => 「何が真か」 = 「手術後の会話」
- 特殊なもの:「昔日の香りは今も猶」(霊砂モチーフ)、「等価交換」
紙の上での理想ステータス
- 何が真か(重畳5)、過客2/司祭2/巨樹
- HP:4500
- 速度:162
- 撃破特効:150%~(戦闘中)
- 治癒量:131.56%(戦闘中)
サブステータスを自由に割り振れる紙の上ではこんな感じのステータスになりました。(速度サブステx12、撃破特効サブステx12)
もちろん、私は自分の環境ではこんなに厳選を頑張っていないので机上の話ではありますが参考程度にどうぞ。
ビルド比較
光円錐とビルドごとに回復スキル1回あたりの比較を行います。
速度サブステータスx12個、撃破特効サブステータスx12個としています。(27.6速度、69.96%撃破特効)
また、現状のキャストリス編成では記憶主人公(ミュリオン)がいることを考慮し、強化通常攻撃は5体回復とします。
治癒量 | 酩酊 | 強化通常攻撃 | スキル | 特殊 | |
---|---|---|---|---|---|
何が真か | 131.56% | 1637 | 10648 | 4094 | |
今が丁度 | 135.19% | 1663 | 8314 | 4158 | |
暖かい夜は長くない | 108.19% | 1472 | 7360 | 4014 (3681+約333) | 約2165 |
数値を比較すると以下のようなことがわかります。
- 酩酊:どんなビルドをしても敵3体を巻き込んだ時点で上限の4080。敵2体以下では差が若干出る
- ただし340 = 1%なのでほとんど差は無い。
- スキル:上に同じ。どんなビルドでもほぼ上限の回復量
- 暖かい夜は~も光円錐スキル込みで考えると単体4080ヒールにかなり近い
- 強化通常攻撃:(新蕾の仕様によって)回復量上限に引っかからない。ここの数値の差のため「何が真か」みたいな追加のヒールがある光円錐が強い
- 特殊:暖かい夜は~のスキルによる追加のヒール量。ギャラガーが通常攻撃、強化通常攻撃、スキルを行う度にこの量が追加で回復される。
何が真か
- 何が真か/過客2/司祭2/巨樹
- 撃破特効151.26%、治癒量131.56%、HP4515、速度162.4
動作 | 治癒量 |
---|---|
酩酊 | 1637 |
強化通常攻撃 | 10648 (1637×5 + 2463) |
スキル | 4094 |
今が丁度
- 今が丁度/過客2/司祭2/巨樹
- 撃破特効103.26%、治癒量135.19%、HP4345、速度162.4
動作 | 治癒量 |
---|---|
酩酊 | 1663 |
強化通常攻撃 | 8314 (1663×5) |
スキル | 4158 |
今が丁度+タリア
- 今が丁度/過客2/司祭2/タリア
- 撃破特効139.26%、治癒量141.19%、HP4345、速度156.5
動作 | 治癒量 |
---|---|
酩酊 | 1705 |
強化通常攻撃 | 8526 (1705×5) |
スキル | 4264 |
暖かい夜は長くない
- 暖かい夜は長くない/過客2/司祭2/巨樹
- 撃破特効103.26%、治癒量108.19%、HP5272、速度162.4
動作 | 治癒量 |
---|---|
酩酊 | 1472 |
強化通常攻撃 | 7360 (1472×5) |
スキル | 3681 |
光円錐スキル* | 2165 |
光円錐スキルは最大HP8000/4000/4000/6000/4000のチーム編成として仮定しています。これがギャラガーのスキルや通常攻撃毎に追加されます。
現実的にはもう少し大きい数値かと思います。

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