ゲーム「Marvel Rivals」(マーベルライバルズ)、シーズン1今環境でのサポートのピックについて考察しています。
はじめに
- 今季はセレスティアル(前期のエターナル相当)を達成したので、自分への確認も兼ね、現在のサポートの役割やティア、考え方について言語化します。
- サポート/タンクメインで前期ランクはエターナル、今季は今のところセレスティアルです
- 人とプレイする用のアカウント、ソロ用のアカウントともにセレスティアルを達成しています
- チームFPSでの競技シーン経験があり、メタ考察等はそれなりに得意だと自負しています。
ティアリスト

- S~A:ブラインド(お互いの編成が見えてない状況)で出すべき筆頭候補
- B:パワーは落ちるが、特定編成で輝く
- C:もっとニッチ。
各サポートの役割
ティアリストというよりは、味方の編成と敵の構成に合わせてのピックチェンジがキモなので各キャラクターの役割等を記載します。
ルナ・スノー
- 無難なヒーラー
- 平常時は162ヒール/秒、個人火力もそこそこある
- 瞬間ヒール量が高く死にそうな味方を救うのが得意
- フリーズは当たれば致命的なウルトをいくつか止められる
- ウルトはサポートウルトの中では最長(12秒)
- 自衛能力が低く、フランカーやダイバーに弱い
万能ヒーラーかつウルトも強力なので汎用的で、優先度を高めにピックされるヒーラーです。
自衛力がないため競技シーン等では難しくなりますが、ソロランクでは大いに活躍できるでしょう。
- 汎用ピック
- 敵のフランカー/ダイバーが辛い
クローク&ダガー
- 普段性能は非常に弱い
- ヒール/秒が少なく、火力が無く、瞬間ヒール量も少ない
- 2体常時巻き込んで100ヒール/秒程度
- ウルトが他のサポートより速い
- 3200ポイント。他のサポートは4000ポイント
- ウルト先吐きでイニシエートするのが非常に強力
- 敵のサポートウルトやマグニートーウルトが帰ってこなければウェーブ勝利
- マグニートーに弱い
- ウルト中はマグニートーウルトで即死する
- 味方のマグにバリアを貰ったり、ウルトの吐き方に注意が必要
回転率の良いウルトを先吐きし、スノーボーリングすることを狙いにしたサポートピックです。
高レートになるほど普段性能の低さは気にならず(ヒール量の低さ起点の不用意なデスが発生しづらくなる)ウルトの強さと回転率を押し付けて戦うことができるようになります。
ただし、ウルト中は移動距離が固定化されるため、マグニートーにウルトを返されると即死を取られてしまいます。
そのため、敵のマグニートーとウルトタイミングをズラしたり、味方のマグニートーから守ってもらったり、あるいはそもそもクロークダガーをやめたりと工夫が必要になります。
- 汎用ピック
- 敵にマグニートーがいない/味方にもマグニートーがいる
- 敵のマグニートーにカウンターされてしまう
インビジブル・ウーマン
- 火力が低く、やや射程難もあるがヒール能力は非常に高い
- 単体に対して210ヒール/秒
- 巻き込めるなら更に向上する
- 引っ張りによるキル発生能力
- バッキーやウルヴァリンとの組み合わせが強力
- 押し出しによる近接キャラの拒否能力
- 空中ユニットに対して引っ張りやShiftが微妙に有利
- あるいは、アイアンマンやストームにバリアを貼ってポケットできる
- 自衛能力が比較的低い
- ジャンプは長い距離をブリンクしない。移動距離は短い
回復量の高さのためルナの次点での汎用ピックで、特に飛行ユニットや特定のDPSをポケットする時、あるいはフック編成(ウィンターソルジャーやウルヴァリンとの編成)で活躍します。
- 味方の飛行ユニット(アイアンマン/ストーム)を厚く見たい
- 味方にウィンターソルジャー、ウルヴァリンのようなフック系キャラがいる
- 敵にウルヴァリン、ハルクのような近接キャラがいる
- ルナ・スノーがBANされている
- 敵のフランカー/ダイバーが辛い
ロキ
- 操作難易度が高い
- クローン最大発生時の単体ヒール量は210ヒール/秒と高い
- 強力なウルトをコピーし、チーム内で2個持てる
- ルナ、クローク、ストーム、スターロード等
- メイン射撃が範囲攻撃/回復なので乱戦時に複数巻き込め、効率が良い
- Shiftの生存性能によってダイブ相手や1v1性能が高い
ウルトコピーやトリッキーな挙動が特徴のサポートです。
自衛能力の高さや乱戦時、範囲攻撃のメインを活かしての戦闘も魅力であり、特定シチュエーションで輝きます。
ロキが採用されるパターンは以下のようなパターンです。
- ルナやクロークのウルトを2度撃ちしたい場合
- 敵がヘビーなダイブ編成で自衛する必要がある
- 高低差が激しいマップでロキが動きやすい
- ムーンナイト or ウィンターソルジャーが敵にいる
- 味方のDPSに飛行キャラクターが多くロキでヒールを回しづらい
ロケット・ラクーン
- 2回ブリンク、壁移動、DPS192.8のメイン武器で自衛しやすい
- パニッシャーとのコンボで無限弾薬がある
- 1回蘇生が可能
- ウルトが弱い
- 瞬間ヒール量が低い
- いろいろな射角からヒールを飛ばせる
汎用的なピックではなく、特定のシチュエーションに強く刺さるキャラクターです。
- 敵にフランカー/ダイバーが多く並のヒーラーで生存できない場合
- 敵に肉タンクが多くラクーンパニッシャーコンボに弱い場合
- 味方がダイブ編成の場合
- 敵に強力なウルトが多くサポートウルトが足りない時
- 味方のタンクに大量のヒール量が必要な時(グルート,ハルク等)
マンティス
- ダメージブーストやつけっぱなしのヒールよるDPS支援能力
- 移動速度アップによるローミング能力
- スリープによる自衛、1v1性能
- イニシエートが可能な強力なサポートウルト
S0からは大きくナーフされましたが、DPSにヒールを飛ばしつつ自身も戦闘に参加できる点が強みで、シナジーの強い構成ではピックすることができます。
競技向けのピックでソロランク向けではないかもしれません。
- 味方がヘビーなダイブ編成の時
- エリアを広く取りたい時
- マップが狭くローミングしづらい/味方のDPSとの相性が悪い
- 味方のタンクに大量のヒール量が必要な時(グルート,ハルク等)
- 敵が2盾編成等、サポートからの射線が通りづらい時
アダム
- ウルト相当に強力なソウルボンドの耐久性能
- サポート随一のダメージ性能
- 継戦能力の低いヒール性能
自身の攻撃能力が高かったり、ソウルボンドという最強アビリティを持っている反面、スキルクールタイムが長く長期戦が不得意です。
運用の際は、その欠点を補えるような編成/状況である必要があります。
- 3サポート、3DPS編成のヒーラーに
- 敵がヘビーなダイブ編成の時
- 敵が2盾編成等、サポートからの射線が通りづらい時
- ヒール量が必要な編成の時
ジェフ
- ルナ連携時のサブ攻撃の性能
- サポートの中で最速
- ヒールは理論値は高いがprojectileのため撃ちもらしがち、ヒール量は出ない
- 高めの自衛性能
- 巻き込めれば被害甚大のウルト
シーズン1時点ではウルトの不安定さ(毎回多数を巻き込めるとは限らない)やヒール量の低さ、サポートウルト-1という観点で非常に弱いとされるピックです。
現状ではサポート中最速のため、オーバータイムの1タッチ用として運用しています。
あるいは、競技レベルの話であればルナ連携したジェフをダメージ枠として採用するチームもあります。
- オーバータイムでのワンタッチやウルトに
- 毎回ウルトで3人以上巻き込めるなら
- 特定編成でのDPS枠
まとめ
S1の現環境では、ルナ・スノー、クローク&ダガー、あるいは彼女らのウルトをコピーできるロキがブラインド状態の編成になります。
汎用ピック:ルナ、クローク&ダガー
次点ピック:ロキ(ルナやクロークコピー)、インビジブル(DPSポケット)
構成による:ラクーン(ロケパニ、敵のダイブがキツい)、マンティス(味方がダイブ,フランク編成)、アダム(3DPS、3サポ等)
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