崩壊スターレイル(崩スタ)、星5キャラ「アグライア」について計算・分析し、効果的なビルドやチーム編成、環境上での評価について考察しています。
投稿時のバージョン:Ver3.0創作体験サーバー
動画版:Youtube
現在、外部への情報公開が可能なVer3.0創作体験サーバーの情報を用いた数値・検証結果等を利用しています。
正式実装時に変更される可能性がある点に留意してください。
ざっくりまとめ
- ラフトラとの連携攻撃が目玉の手数アタッカー
- 速度220超えで中央倍率430%の壊滅アタックを繰り出す
- その間も速度330超えのラフトラが細かく攻撃する
- 一撃がそこそこ重たく、それを高頻度で繰り出すことができる
- ラフトラはターンが回ってくると行動し、敵にダメージを与える
- ラフトラの攻撃毎に速度バフが累積し、最大で+330速度に(他キャラの2~3倍の速度)
- 中央倍率110%、隣接66%
- 必殺技中は超強化される
- 強化通常攻撃が発動可能。中央倍率430%、隣接180%(飲月の最大強化相当)
- 最大90%の速度バフが自身に適用され、220~280ぐらいの速度に
- 速度に応じた攻撃力バフ
- 連続必殺技が鍵
- 必殺技中はカウントダウンが存在し、カウントダウンのターンで強化状態が終了する
- カウントダウン前に必殺技を再度使うと、カウントダウンがリセットされる
- 理想的な環境では、必殺技状態を永続できる
- 連携攻撃
- 強化通常攻撃は「連携攻撃」扱いになり、2回攻撃したものとして扱われる
- ロビンの付加ダメージやEP回復等が2度発生する
- 「戦鎧」等の攻撃回数依存のギミックも2度発生する
- 凱歌を揚げる英雄 / 奇想天外のバナダイス
- 会心 / 速度 / 雷属性ダメージ / 攻撃力
- 必殺技の継続や討伐ターンと相談してEP縄も可
- サブステ:速度(目標値まで) -> 会心率/会心ダメージ -> 攻撃力%
- ダメージ上昇は 会心 > 攻撃% > 速度 の順で良いため、速度調整以上の速度ステータスは効果が低い
- EP回復や全体バフ、手数が重要
- 優先度高:サンデー/ロビン/記憶主人公/フォフォ
- 優先度中:ルアン・メェイ/ブローニャ/等価交換を持った豊穣キャラ
- 優先度低:停雲/ペラ
アグライアのキャラクター概要
アグライアは記憶の精霊との連携攻撃が目玉の手数アタッカーです。
アグライアは記憶の精霊「ラフトラ」を召喚し、ラフトラは自分のターンが来ると敵を攻撃します。
ラフトラの攻撃後「涙で鍛えし匠の躯」バフが累積し、1層につき55速度増加します。
必殺技発動時、アグライアは「至高の姿」状態に入り、この状態ではアグライアはラフトラと「連携攻撃」を行います。
この連携攻撃がアグライアの目玉となっており、中央の敵に対して430%のダメージ倍率、隣接する敵に対して180%のダメージ倍率を持っています。
これは、丹恒・飲月の最大強化の通常攻撃(中央500%、隣接180%)と同じような倍率です。
また、この連携攻撃は2回分の攻撃として扱われ、ロビン等の攻撃回数依存の効果を2回発動させたり、Ver3.0で追加された「戦鎧」ギミックを2層削ったりすることができます。
さらに、「至高の姿」状態の時、アグライアにもラフトラの速度バフの層数が適用され、1層につき15%、最大90%もの速度バフを受けることができ、非常に高頻度でターンを回すことができます。
過剰とも言えるバフを受けた速度はアグライアの天賦によって攻撃力に変換されます。
必殺技にはカウントダウン(速度100)が存在し、カウントダウンの行動順が来るとラフトラは消滅し、「涙で鍛えし~」バフは消滅してしまいます。
しかし、必殺技効果中にもう一度必殺技を発動することで、カウントダウンの行動順はリセットされます。
そのため、理想的な状況では必殺技の強化状態を永続することができます。
総じて、アグライアは必殺技の強化状態が強力なアタッカーで、220を超える速度で壊滅キャラ相当の攻撃を振り回しつつ、350を超える速度のラフトラがフォローアップを入れていくという、手数、速度型のアタッカーと言えるでしょう。
長所
- 初の記憶の限定アタッカー
- 90%(アグライア本体)、330(ラフトラ)による圧倒的な速度バフによる手数
- 高いダメージ倍率(430%~)の攻撃を高頻度で繰り出せる
- 現環境トップクラスのダメージディーラー
- 高頻度での攻撃が可能なため、特定のギミックやキャラクターと相性が良い
- 戦鎧ギミック(2層減少できる)
- ロビン(必殺技の付加ダメージやEP回復効果が連携攻撃で2回発動、またラフトラの高頻度攻撃も)
- 通常攻撃主体のためSP効率が良い(必殺技中は+-0)
- 投資効率(凸やモチーフ光円錐の伸び)が良い
短所
- 効果的な運用には特定のキャラクターやセットアップが必要
アグライアの最強ビルドについて
胴体 | 靴 | 次元界オーブ | 連結縄 |
---|---|---|---|
会心率/ 会心ダメージ | 速度 | 雷属性ダメージ/ 攻撃力 | 攻撃力%/ EP回復効率 |
- 凱歌を揚げる英雄 / 奇想天外のバナダイス
- 会心 / 速度 / 雷属性ダメージ / 攻撃力
- 必殺技を継続できるならEP縄も可
- サブステ:速度(目標値まで) -> 会心率/会心ダメージ -> 攻撃力%
アグライアの遺物セットの選択肢
凱歌を揚げる英雄4セット
従来の遺物セットでは記憶の精霊にバフ効果が及ばないものが多いため、遺物セットは「凱歌を揚げる英雄」セットが最も良い物になるでしょう。
アグライアのオーナメントの選択肢
バナダイス or 競技場
アグライアのオーナメントは「奇想天外のバナダイス」か「星々の競技場」から選択することになります。
ラフトラには奇想天外のバナダイスの32%会心ダメージ部分が載りませんが、同様に、星々の競技場の20%ダメージアップ部分も載りません。
現状では記憶の精霊も同時にバフできるオーナメントが存在していないため、この2つの遺物が同程度のパフォーマンスを発揮します。
アグライアのメインステータス比較
会心/速度/雷ダメージ/攻撃力(EP回復効率)
- EP回復効率縄:一撃あたりの火力は落ちますが、必殺技を継続し続けられるなら良い選択肢になります。チーム編成や投資状況と相談してEP縄/攻撃縄の装備を決めて下さい。
- 攻撃オーブ:それほど大きなダメージロスは発生しないため、雷属性オーブがなければ代わりに採用できるでしょう。
- 会心率 / 会心ダメージ:光円錐に合わせて調整して下さい。
アグライアのサブステータス比較
速度(目標速度まで) -> 会心 -> 攻撃力% -> 速度
アグライアは軌跡により、速度が攻撃力に変換されます。
しかし、速度による攻撃力アップ量は非常に少なく、ダメージは会心 > 攻撃% > 速度の順で効果量が多いです。
そのため、目標となる速度を達成した後は会心関連にサブステータスを投資するのが最も効率が良いでしょう。
解説(クリック/タップで開閉)
1速度サブステータスから得られる攻撃力は約19攻撃力です。
- 速度サブステータス1個 = (平均)2.3速度
- 2.3速度 = 19.458攻撃力
- 2.3×720% +2.3×35%x360%
1攻撃%サブステータスから得られる攻撃力は約47~のため、速度サブステは少なくとも攻撃%より投資効率が悪いです。
- 攻撃%サブステータス1個 = (平均)3.89%攻撃力
- 3.89%攻撃力 = 47.73…攻撃力
- (698 + 529) x 3.89% = 47.7303
- 光円錐はバトルパス光円錐想定
アグライアの速度の目標値は?
サブステータスの項の通り、目標となる速度を達成する以上の速度は効果量が低いことにも留意しておきましょう。
編成によって異なりますが、以下のような速度セットアップが有効でしょう:
まとめ
- 行動順関連のサポートと編成しない場合:特に考える必要無し
- カウントダウン中の行動回数が増える200↑(戦闘中)速度が目安
- 必殺技バフで速度200は達成されているはず
- モチーフ光円錐あるいは1凸を所持していてサンデー(ブローニャ)と編成する場合:2倍速アグライアでもOK
- 例:アグライア268(戦闘中)、サンデー134
- それ以外の場合でサンデー(ブローニャ)と編成する場合:-1サンデー
- 例:アグライア135(戦闘中、非必殺技時)、サンデー134
- 例:アグライア161(戦闘中、非必殺技時)、サンデー160
- 例:アグライア161(戦闘中、必殺技時)、サンデー160
サンデーやブローニャと編成しない場合
カウントダウンの速度は100のため、カウントダウン中の速度が200を超えていればカウントダウン中に2回の行動が可能になります。
速度靴を装備した一般的なアグライアの場合、この値は比較的容易に達成されるため、速度調整に気を使う必要はありません。
また、ラフトラの速度は「涙で鍛えし匠の躯」で固定で増加するため、アグライアの速度はそれほど関係ありません。
サンデーやブローニャと編成する場合
2通りの速度セットアップがあります。
- サンデーやブローニャの速度を平常時のアグライアの-1にする
- 例:135アグライア、134サンデー
- 例:161アグライア、160サンデー
- アグライアの必殺技中(匠の躯6層)の速度をサンデーやブローニャの2倍にする
- 例:268アグライア、134サンデー
1.「-1サンデー型」
1のセットアップでは、通常のサンデー/ブローニャの運用の通り、必殺技内/外問わずアグライアの後にサンデー/ブローニャのターンが回ってくるためアグライアのターン数が2倍になります。
要求されるサブステータスの量も少ないため、一般的にはこちらをおすすめしておきます。
2.「2倍速アグライア型」
2のセットアップでは、アグライアの速度をサンデー/ブローニャの2倍にすることで、サンデー/ブローニャのターン前にアグライアが2回行動をすることができます。
ただし、モチーフ光円錐非所持の場合は非常に多くの速度サブステータスを要求されてしまうことや、「涙で鍛えし匠の体」は必殺技終了時のラフトラ消滅によってリセットされてしまうため、必殺技状態の維持が必要な点に注意が必要です。
そのため、一般的には1のセットアップ、-1サンデー/ブローニャをおすすめしておきます。
ちなみに、ラフトラは330の速度バフを得ているため、どちらのセットアップでもサンデーの行動前に2回行動をします。
戦闘の長さや必殺技の継続時間等にもよりますが、諸々の理由から、2倍速アグライアが効果的なのはモチーフ光円錐を所持していたり、必殺技を永続できるような(1凸~)、ある程度投資が進んだ環境と言えるでしょう。
アグライアの光円錐比較
シミュレーションによると以下のような結果を得られました:
モチーフ光円錐 ->
バトルパス光円錐(重畳5~1) ->
その他(ガチャ産星3や星4、光円錐プレゼンス等)
アグライアの凸比較
シミュレーション結果によると、各星魂ごとに以下のようなダメージの伸びになるようです:
※ 今回のシミュレーション上では外部要因のEP回復(敵のキル、被弾等)を考慮していないため、1凸の価値が高くなりがちな点に注意。
凸とモチーフ光円錐どっち?
1凸 -> モチーフ光円錐 -> 2凸
必殺技状態でない状態のアグライアは非常に弱いため、必殺技状態を継続できるようになる1凸を優先させるのが良いでしょう。
各効果の簡単な解説
- 1凸:EP回復効果によって必殺技の頻度が上がり、必殺技継続をしやすくなります
- 通常攻撃で40、連携攻撃で60、ラフトラの攻撃で30回復するようになります
- 2凸:防御無視効果が追加されます。敵の行動や味方の行動によって層数がリセットされるため、基本的には1~2層です。
- 3凸:アグライアの主な火力源である連携攻撃のダメージ効率が強化されます。
- 4凸:速度バフの層数上限が増えます。速度->攻撃力の変換効率が悪いため、あまり効果は大きくないようです。
- 5凸:付加ダメージの倍率や速度バフが強化されますが、向上幅は軽微です。
- 6凸:必殺技状態の際、大きく強化されます。
アグライアのおすすめチーム編成について
- アグライアは必殺技依存度が高いため、EP回復と相性が良い
- 特に割合回復(サンデー/フォフォ)と相性が良い。アグライアは350EPのため。
- アグライアはSPを消費しないため、SP消費の重いサポートを採用可能
- アグライアと記憶の精霊は個別にバフが計算される
- サンデーやロビン、ルアンのような範囲バフと相性が良い
- 花火や停雲といった単体バフは精霊に効果が乗らない
チーム編成例
いくつか効果的そうなチーム編成について紹介します。
アタッカー | サポート | サポート | 耐久枠 |
---|---|---|---|
アグライア | サンデー | ロビン | フォフォ |
- Ver3.0時点で最も強力なアグライアの編成
- サンデーやロビンは記憶主人公でも置き換え可能
- サンデーは召喚持ちと相性が良い
- アグライアの連携攻撃はロビンの付加ダメージやEP回復を2度発生させる
- フォフォはアグライアのEPを割合回復できる
アタッカー | サポート | サポート | 耐久枠 |
---|---|---|---|
マダム・ヘルタ | バッファー | 記憶開拓者 | ヒーラー/タンク |
- バッファーの枠はロビン/サンデー/ルアン・メェイ/ブローニャ/停雲/ペラ/アスターなど
よくありそうな質問
よくありそうな質問についてQ&A形式で答えています。
現在準備中です。
アグライアの検証情報
計算等を書くにあたって検証した情報を掲載します。
※ 検証はVer3.0創作体験サーバーでのもの。正式実装時に変更される可能性がある点に留意
キャラクターの検証情報
EP回復 | 靭性ダメージ | 靭性ダメージ(隣接) | |
---|---|---|---|
通常攻撃 | 20 | 10 | |
強化通常攻撃 | 20 | 20 | 10 |
スキル | 20 | ||
ラフトラ攻撃 | 10 | 10 | 5 |
必殺技 | 5 |
- ラフトラの速度:アグライアの基礎速度の35%
- +枠(青枠の方)として、アグライアの速度バフの35%も加算される
- 例:アグライアの速度が速度102に+4速度バフの場合
- =102*35%+4*35%(基礎速度は102*35%のほう、追加速度は4*35%のほう)
- 必殺技中の速度:必殺技速度バフはラフトラ速度に影響しない
- 必殺技バフから15%速度のバフを得てもラフトラの速度は増加しない
- 1凸効果:連携攻撃では2回発動する
- アグライアの通常攻撃:20 -> 40
- アグライアの連携攻撃:20 -> 60(20+20+20)
- ラフトラのスキル:10 -> 30
- 2凸効果:任意のユニットがスキルを発動 = 敵ユニットの行動、必殺技、通常攻撃を含むすべてのスキル
- アグライアとラフトラ以外のすべての行動でスタックがリセットされる
- 連携攻撃でも増加する層数は+1
- 連携攻撃:200%(アグライア) -> 200%(ラフトラ) -> 30%(付加ダメージ)
- ダメージスプリットはアグライア25%*4 -> ラフトラ100% + 付加ダメージ100%
- アグライアの連携攻撃でも速度バフ(涙で鍛えた~)が発生
遺物、オーナメント
- 奇想天外のバナダイス:32%会心ダメージアップは召喚物には乗らない
- 凱歌を揚げる英雄:6%速度アップ部分はラフトラの速度に影響しない
- メッセンジャー、司祭:6%速度アップ部分はラフトラに乗る
- おそらくアグライアが戦闘中に得た速度バフはラフトラに影響しない
- 海に沈んだルサカ:召喚物には+12%攻撃バフは入らない(2枠目のキャラとして扱われる)
- 星々の競技場:ダメージアップ部分は召喚物に効果無し
- グラモス:召喚物にダメージアップ部分が乗らない
- 出雲:会心率+12%部分は召喚物に乗らない
- モチーフ光円錐:基礎速度+12
- 通常攻撃アップはラフトラの連携攻撃に乗る、ラフトラのスキル(ラフトラのターン)には乗らない
- 連携攻撃では錦織が2層増加する
キャラ
- ロビン:連携攻撃で2回分のEP回復、2回分の付加ダメージが発生
計算について
今回はgoogleスプレッドシートを用い計算等を行いました。
以下が共有用のURLになります。
計算の内訳等の確認にどうぞ。
ミスやお気づきの点がございましたらご報告いただけますと幸いです。
計算の前提条件等についてはスプレッドシート側に記載しています。
URL:https://docs.google.com/spreadsheets/d/1yDpgmFqOsgFtyVz68eMzqMGf3ODmffbx4frS5u46qjU/
コメント
コメント一覧 (1件)
いつも大変参考にさせていただいております。
チームDPSとしまして、景元、黄泉と比較した場合どの程度インフレしているのでしょうか。
それぞれ実装当時~3,0で強化も入っているため、ご調査いただけますと幸いです。
お忙しい中恐れ入りますが何卒よろしくお願い申し上げます。