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【日本人はプレイ不可】レビュー:THRONE AND LIBERTY(スローンアンドリバティー)

2024年10月からサービス開始した新作MMO「THRONE AND LIBERTY」のレビューです。

目次

総評

うーん…?

対人ゲーとしてはいまいちだし、MMOとしてはすることがすぐなくなるし…

最終装備の集めやすさ:A

対人要素のあるMMOとして個人的に最も気になる点は、PvPコンテンツに参加しないと入手不可能な装備があるかどうかです。

その点では、THRONE AND LIBERTYの装備集めはかなり緩めとなっています。

  • PvP、PvEコンテンツ攻略どちらでも最終装備を集められる
  • PvPコンテンツ産限定の装備は(たぶん)無い
  • PvEのドロップは渋めだが、天井が設けられている
    • 数周すると任意の最高レア品を指定して入手可能
    • つまり、◯◯週ごとに1個が保証されている

PvP、PvEどちらでも最終装備集めは行えますし、装備集めには周回保証が付けられているため、運が悪い時でも延々と低確率ドロップ装備集めのために周回させられることはありませんし、PvPコンテンツに参加したくないプレイヤーにも平等に装備入手の権利があります。(もちろん、PvPに参加した方が有利ではありますが)

個人的にはこれは良い点だと思いました。

お財布への優しさ:S

韓国産のMMOですが、装備を集めるために現金でガチャを回したり、ガチャから出した装備を「強化成功剤+5%」(3000円)、「強化保護剤」(5000円)みたいなのを支払って強化することはありません。

課金要素はアバター要素のみとなっており、ゲームプレイ部分は完全にTime to Winです。
(一応マーケットで他プレイヤーからアイテムを購入可能だが)

廃課金MMOの悪い部分を取り除いたような形態となっており、(ガチャから出した武器が強化の際に破損して使い物にならなくなったりすることもないので)これは良いと思います。

エンドコンテンツへの参加のしやすさ:A

大抵のMMOはストーリーが終わり、キャラクターレベルが上限になってからエンドコンテンツ(装備集めとかレイドボスとか)への挑戦権が得られるものです。

THRONE AND LIBERTYにおいてはエンドコンテンツ参加までが最速4時間です。
(初見プレイで10時間かかり、2週目以降なら4時間はいけそうでした。また、このリンク先を参考にする場合はちゃんと指示に従って実行したほうが良いです)

BLUE PROTOCOLやFF14をイメージするとこれはかなり高速での参加時間と言えると思います。

最近のネットゲームにしてはエンドコンテンツ参加までのプレイ時間は比較的短く、すぐに友達と遊べる状況になるのは良い点だと思います。

ビルド幅の広さ:A

THRONE AND LIBERTYは「職業」の概念がなく、メイン武器とサブ武器、セットしたアクティブスキル、パッシブスキルで戦います。

例えばタンクの役割を担う場合ではロングソード(防御スキルに秀でている)にワンド(回復魔法が使える)を持ち、ロングソードでタンクしつつ、自らヒールもできるようなビルドが人気だったりします。

ダメージディーラーを担う場合ではロングボウ(火力)/ダガー(自衛)だったりスタッフ(攻撃魔法)/ダガー(自衛)だったりといった構築が人気です。

武器は全7種類あり、また、スキル振りもあるためビルドの幅は広く、(テンプレ振りはありますが)個性豊かなビルド構築ができるでしょう。

装備する装備品にもアビリティがあるため、ビルドの幅広さについてはかなり無限大です。

コンテンツ量:B

THRONE AND LIBERTYは対人戦をするためのゲームです。

というのも、PvEコンテンツの難易度はかなり低めに作られており、最終的に装備を集めてやることはPvPになるためです。(おそらく、運営もこういった方針で調整しているでしょう)

「装備を集めて挑む高難易度PvEコンテンツ」とか、「高難易度レイドバトル」のようなものは存在していないため、PvEコンテンツはほとんどありません。

そのため、MMOと銘打ってはいますが、「PvEや生産コンテンツ、フレンドとのまったりした時間」タイプのゲームというよりは、対人戦特化のMMOといった感じで、日本のプレイヤー層は苦手なタイプではないでしょうか。

GvGコンテンツ:E

THRONE AND LIBERTYにはGvG(ギルド vs ギルド)コンテンツがあり、最終装備のドロップ場所の一つになっています。

そのため、効率的にゲーム進行する場合PvPコンテンツへの参加が必須となります。

このGvGの形式ですが、まさに戦争(200vs200ぐらいの規模)となっており、基本的に数が多いほうが勝ちます。
フィールドへの参加人数制限は無いため、純粋に数の暴力が引き起こります。

10/5時点の問題点ですが、特定のギルドにだけ多くのプレイヤーが集まるため、300vs100のような状況になり対人戦が成立しません。
そのため、GvGコンテンツがコンテンツとして成立していません

いくつかサーバーがありますが、3つほどサーバーを覗いたところではどこもこういった状況でした。

国と言語ごとにギルドが別れている傾向にあり、日本人は少数民族のため日本人ギルドでは海外ギルドに人数差で負けるため、GvGコンテンツに参加することはできません。
GvGコンテンツから報酬を獲得したい場合、中国語やフィリピン語を習得し、彼らのギルドに潜入する必要があります。

PvPコンテンツ:C

このゲームでPvPをする理由と主な主戦場が上記のGvGのため、PvPが目玉のゲームではありますが、現状あまりPvPは楽しくないです。

また、特定のエンドゲームの狩り場もPvPが解禁されており、敵対したギルドを襲って狩らせないようにすることが出来ます。

THRONE AND LIBERTYはGtWゲー。日本人向きではないかも

「2種類の武器と幅広いスキル振りを駆使したPvP」という点は魅力的ですが、現状ではPvPコンテンツが上記の理由によってあまり楽しいものではないです。

そのため、現状ではGuild to Win(勝ち馬に乗ったやつが勝つ)ゲームとなっており、対人ゲームとしてはいまいちかなと思います。

また、PvEコンテンツや生産はやることがすぐなくなります。

育成ゲームや数値のインフレを見るのが好きなので全身紫装備になるぐらいまでは続けるかと思いますが、こういった現場を知っていると正直あまり人にはおすすめできるゲームではないと思いました。

ちなみに、5000円で7日先行プレイできる権利の販売がちょっと話題でしたが、先行プレイサーバーと正式サーバーはサーバーが別れており、今のところサーバー移転は不可能のため、先行組に蹂躙されるということはないです。

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この記事を書いた人

勝つため、より上手くなるための研究が好きなゲーマーです。
対戦、非対戦、シューター、MMO、ソーシャルゲーム等ジャンルを選ばずその時面白いと思ったゲームをガッツリとプレイし、攻略情報を発信しています。

過去、いくつかの対戦ゲームタイトルで競技シーンにいたことがあります。
直近3年ぐらいの実績:
GUNDAM EVOLUTION:GGGP2023 優勝
NARAKA:BLADEPOINT:Morus Cup(トリオ部門) 3位

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