崩壊スターレイル(崩スタ)、Ver2.5で新規実装された装備「奇想天外のバナダイス」「海に沈んだルサカ」について計算・評価を行い、乗り換えるかどうかの意見を述べています。
動画版:Youtube
忙しい人向けまとめ
- バナダイス(召喚セット):
- トパーズ:奔狼セットのほうが良い。
- 景元:最適装備に。(サルソットから~3%)
- ルサカ(サポート向けセット):
- ホタル編成:最大化するなら候補。向上は僅か
- ハイパーキャリー編成(停雲や花火など):向上になる。向上は僅か。
- 一部キャラは5%効率から影響を受ける
奇想天外のバナダイスの評価と他遺物との比較
奇想天外のバナダイス
装備キャラの会心ダメージ+16%。
装備キャラが召喚したターゲットがフィールド上にいる場合、さらに会心ダメージ+32%。
ゲーム内テキストより引用
召喚物がいる際、合計48%(!)もの会心ダメージを提供してくれるセットです。
ちなみに、会心ダメージ+16%部分は自転が止まったサルソット(会心率8%)相当のステータス増加量です。
効果があるかどうかはキャラクターのバフ欄でチェックすることができます:
いまのところ、神君を召喚する「景元」、カブを召喚している「トパーズ」のみが効果を受けられます。
奇想天外のバナダイスとトパーズの相性
以下がトパーズの主要なオーナメント候補での、トパーズの個人ダメージの計算結果比較です。
トパーズにおいては「奔狼の都藍王朝」がVer2.5以降もベストなセットと言えます。
「奇想天外のバナダイス」セットとの差は僅かなようです。(サブステ1~2個差)
0ラウンドクリアを目指す場合や、初速の遅さを嫌う場合、良いセットが揃った場合は、「奇想天外のバナダイス」セットをトパーズに持たせても良いでしょう。
また、トパーズのオーナメント候補には会心率/会心ダメージに影響あるものが多いため、いわいる1:2比率を整える関係上、「奇想天外のバナダイス」や「顕世の出雲と高天の神国」が有利なシチュエーションが存在するかもしれません。
今回は「沈黙のみ」、「悩んで笑って」の2種類の光円錐で計算を行いましたが、そのどちらでも「奔狼の都藍王朝」が有利というシミュレーション結果を得ています。
奇想天外のバナダイスと景元(ケイゲン)の相性
景元においては「奇想天外のバナダイス」は現状で最も良いオーナメント候補になるようです。
チーム編成の都合上から「奔狼の都藍王朝」(追加攻撃頻度が悪いので5スタックまでが非常に遅い)や「顕世の出雲と高天の神国」(ハイパーキャリー編成が有利な都合で知恵2で運用することはほとんど無い)を採用することはほとんど無いため、景元にとっては「自転が止まったサルソット」からのアップグレードになるでしょう。
その他のキャラと奇想天外のバナダイス
現状、奇想天外のバナダイスを起動できるキャラはこの2人以外に存在しません。
(ロビンのカウントダウンでは起動しませんでした。そもそもロビンでは必殺技中の会心ダメージは固定化されるため意味がありませんが。)
(同様に、ホタルでも起動しません。)
Ver2.5後半で実装される霊砂は召喚物を持つそうですが、霊砂はサポートキャラとして告知されているため会心ダメージによる恩恵を受ける可能性は低そうです。
そのため、現状では今後実装されるキャラ向けのものとして実装されたと予想されます。
海に沈んだルサカセットの評価と他装備との比較
海に沈んだルサカ
装備キャラのEP回復効率+5%。
装備キャラがパーティの1枠目のキャラでない場合、1枠目のキャラの攻撃力+12%。
ゲーム内テキストより引用
1枠目のキャラクターに対して12%の攻撃力バフを提供するオーナメントです。
サポート向けのオーナメントセットと考えられますし、その効果から、ハイパーキャリー編成向けの効果と言えるでしょう。
※ ハイパーキャリー編成:1人のアタッカーを最大限バフする編成
ちなみに、複数個所持している場合は複数個分効果があります。
海に沈んだルサカとホタル
攻撃力%から影響を受けるアタッカーとして思い浮かぶのはホタルです。
ホタルは軌跡により、攻撃力を撃破特攻に変換することができます。
そのため、ホタルの周囲のキャラクター、撃破編成のサポーター達と相性が良いと考えられるでしょう。
海に沈んだルサカと調和主人公
ホタルを最大化したい場合、調和主人公と「海に沈んだルサカ」は同等程度の選択肢です。
調和主人公は4凸効果で自身の撃破特攻の15%をチームにバフするため、「劫火と蓮灯の鋳煉宮」セットが「海に沈んだルサカ」と排他の選択肢になるでしょう。
以下が計算結果になります:
- 「海に沈んだルサカ」はホタル本人の撃破特攻を増加する性能で優れている(3.6%)
- 「劫火と蓮灯の鋳煉宮」はチーム全体の撃破特攻を増加できる
ホタルの個人ダメージ上昇を取るか、チーム全体のダメージを取るかという問題になりますが、ここでは「劫火と蓮灯の鋳煉宮」セットが依然として有利としておきます。
海に沈んだルサカと他のキャラクター
オーナメントからホタルを補助する方法は「老いぬ者の仙船」(攻撃力+8%)しか無いため、他のチームメンバー(ルアン・メェイやギャラガー等)にとっては「海に沈んだルサカ」はアップグレードになるでしょう。
ただし、仙船からルサカに変えた場合の撃破特攻の伸びは約3.2%と、サブステータス0.6個分の伸びのため上昇するダメージはわずかである点に注意が必要です。
海に沈んだルサカとハイパーキャリー編成
ハイパーキャリー編成向けのサポートにおいては、「海に沈んだルサカ」は強化になる可能性が高いです。
しかし、その強化幅はごく僅かです。
計算上では、会心ダメージ上昇によって本人も影響を受ける花火においても「海に沈んだルサカ」は既存装備と比べて僅かに良いという結果が得られました。
そのため、ハイパーキャリー編成においても概ね、ルサカは良いものであると予想できます。
編成やアタッカーによって不足するステータスは異なるため、厳密には編成毎に「折れた竜骨」「夢の地ピノコニー」「海に沈んだルサカ」のどれが良いかチェックする必要がある点について注意が必要です。
海に沈んだルサカとダブルアタッカー編成
1番目のキャラクターの占めるダメージ比率にもよりますが、ダメージディーラーの多い編成においては「折れた竜骨」等、全体バフを持つセット効果のほうが良いようでした。
5%EP効率から影響を受けるキャラ
特定の装備条件のキャラクターは5%のEP効率から恩恵を受ける場合があります。
以下は5%効率から影響を受ける代表的な組み合わせの例です。
停雲+輪契(記憶の中の姿) +EP縄 | 3ターン必殺技が確定 (5+35+33+33)x1.244 = 131.864 |
停雲+輪契(記憶の中の姿) +EP縄 | 3ターン必殺技が確定 (5+35+33+33)x1.244 = 131.864 |
銀狼+初めてのクエストの前に +攻撃縄 | 3ターン必殺技が確定 (13+38+28+28)x1.05 = 112.35 |
ただし、現実的には敵からの被弾等でEP回復している場合もあるため、「外部要因無しの必殺技確定」をどこまで重く見るかは個人の好みや考え方によるでしょう。
今回のまとめ
というわけで、Ver2.5新オーナメントについては以下のように結論付けます。
- バナダイス(召喚セット):
- トパーズ:奔狼セットのほうが良い。
- 景元:最適装備に。(サルソットから~3%)
- ルサカ(サポート向けセット):
- ホタル編成:最大化するなら候補。向上は僅か
- ハイパーキャリー編成(停雲や花火など):向上になる。向上は僅か。
- 一部キャラは5%効率から影響を受ける
召喚セットは今後のキャラ向けのものですし、ルサカについては僅かな向上です。
そのため、良い竜骨セット等が揃っていれば、Ver2.5新装備は今のところあまり効果が高くないというのが私の意見です。
海に沈んだルサカと相性の良いキャラ
個人的には以下の5キャラクターは「海に沈んだルサカ」を採用しても良いと思います:
- ギャラガー – ホタル編成で採用されることがほぼ確定のため。
- 停雲 – 5%効率の影響を受け、停雲が採用される編成はハイパーキャリーのため。
- ルアン・メェイ – 5%効率の影響を受けるため
- 花火 – ハイパーキャリー編成で使うため
- ブローニャ – ハイパーキャリー編成で使うため
今回のスプレッドシート
今回はGoogleスプレッドシートを用いチーム単位のダメージシミュレーションを行い、結果を比較しました。
以下がその前提条件や計算過程を確認するためのURLになります。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1x1Uw96C-HQsFWllwbuZbujFP2Q_AQh2v1fSVusqLXcE/edit?usp=sharing
コメント