TFD(The First Descendant)の武器「アフターグロウソード」「ピアシングライト」の優劣について、ダメージ計算を用いて考察しています。
アフターグロウソード vs ピアシングライト
どちらもレジェンド装備で、武器クラスはスナイパーライフルです。
現状ではレジェンド等級のスナイパーライフルは2種しかないため、よく比較に挙がることが多いです。
今回はダメージ計算等を用いてこの2つの武器の有利/不利を考察しました。
武器スキルの確認
まずは武器の特徴である武器スキルについて確認します。
アフターグロウソード(アフグロ)
弱点部位に命中時、固有効果の死の拡散状態にする。
敵指揮官や巨神を攻撃時、銃器クリティカル率がUPして適用される。
- 発射速度-30%
- そのため実際の発射速度は50.76(66/(1+30%))
- ボス攻撃時にクリティカル率+12.5%
- 弱点命中時に固有デバフ
- 弱点倍率9%+デバフ層*3%
- リロード時間係数等にバフ
- 最大6層
ピアシングライト(ピアライ)
弱点部位に命中時、一定の確率で敵にディスペル効果を付与する。
一度の発射で2体以上の敵を貫通して攻撃すると、高確率でクリティカルで敵を攻撃し、クリティカルダメージ倍率がUPして適用される。
ピアッシングライトvsアフターグロウソード
基本ステータス(Lv100)
基礎攻撃力 | 基礎クリ率 | 基礎クリダメ | 基礎連射 | 弱点倍率 | リロード時間 | 装弾数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アフターグロウソード | 114206 | 50% | 200% | 66 | 180% | 2.5 | 6 |
ピアシングライト | 193437 | 40% | 140% | 48 | 200% | 2.6 | 6 |
- 基礎攻撃力に1.7倍の差があり、クリ率やダメージのアドバンテージでは覆せない事は想像に難くないだろう
- モジュールなしのダメージ期待値(1撃あたり/弱点部位/平均)
- アフグロ:114206 x (1+(50%x(200%-1))) x (180%+50%) = 394010.7
- ピアライ:193437 x (1+(40%x(140%-1))) x (200%+50%) = 560967.3
- 約1.5倍のダメージ差
武器スキル
- アフグロ:ボスに命中したらクリ率UP、命中し続けると弱点倍率UP(最大27%)、リロード係数とかも。
- 枠については未検証。今回はモジュール枠として扱う。基礎枠という検証があれば教えて下さい
- ピアライ:弱点命中で敵をディスペル。敵を2体以上貫通すると率/ダメージアップ
- ボス戦闘ではほぼ発動できない効果なので意味はない。今回は考慮しない。
ダメージシミュレーション
- モジュール、オプション込の銃器ステータスでダメージシミュレーションを行った。
- 各ショット時点でののトータルダメージ(期待値/弱点命中)を計算した。
- また、スナイパーライフルという都合上、連射速度は全く同じものとして扱った
- 想定するモジュール状況は以下
- 下記の「モジュール構成+毒優先」を採用した。
- 攻撃93%、クリ率33%、クリダメ74%、弱点倍率55%、追加属性ダメージ30%、属性ダメージ50%
- オプションは攻撃%、クリ率、クリダメ、弱点倍率
- 12.2%攻撃力、10.6%クリ率、18.30%クリダメ、12%弱点倍率
- また、「射撃フォーカス」またはグライ1番を想定し、攻撃+15%を追加した。
- 下記の「モジュール構成+毒優先」を採用した。
- なお、これらの装備構成が最適装備というわけではない。手元で適当に組んだものを採用している
- シミュレーション結果としては以下。初弾、2射目、3…のトータルダメージを取ったもの
- 弾数を重ねるにつれてピアシングライトとアフターグロウソードの差は縮まる
- 初段の差のためアフターグロウソードがリードするには大きな時間がかかる
- 計算上は11ショットまで想定。途中で10秒経過しているだろうしリロードも挟まるので弱点拡大や初弾強化がもう一回乗る。つまりピアシングライトが一生有利ということになる
補足
最適でないモジュール構成の可能性があるため、アフターグロウソード側のモジュール構成を調整すれば有利になる可能性があります。
また、アフグロのスキルバフの効果枠はモジュール枠として計算していますが、武器の基礎枠の方だと大きく結果が変わります。(面倒なので誰か検証してきてください)
考察
どちらも同じような出力ですが、「初段強化」「弱点拡大」で大きくダメージがブーストされる分、ピアライのほうが有利なようでした。
しかし、スキルが無意味なピアシングライトとは違い、アフターグロウソード側はスキル強化でスキルの効果量が伸びます。
今回は僅かな差で初弾以降もピアッシングライトが有利でしたが、スキルレベル2以降ではわずかにアフグロが超えるでしょう。
ユースケースから見るとピアライ有利
高威力弾武器は弾薬の制限から、ボス戦中に小さな弱点部位を狙う必要があって出すぐらいの使用状況と想定するのが妥当でしょう。
なので、武器を切り替えて一撃、部位が壊れたら通常弾武器に戻すぐらいの使い方になると思います。
弱点部位を破壊できるショット数、多くて3ショットぐらいまでの状況が想定されるべきで、そういった状況ではピアッシングライトが明らかに有利と言えるのではないでしょうか。
アフグロはグライ専用装備
アフターグロウソードのメリットは連射した際のバフにあるため、弾薬を気にせず無制限に発射できるキャラクター、グライ専用の装備と言えるでしょう。(CDR盛りまくったエンゾもいける?)
スーパーセンスでは連射速度が68固定なので、連射速度が低下するアフターグロウソードのスキル効果のデメリットは相殺できます。
「初弾強化」or「弱点拡大」or「特級スコープ」
- 初段強化 vs 弱点拡大 – これは発動するなら「初弾強化」が明らかに有利でした。シャレンでデバウラーTAをするなら初弾強化のほうが良いです。日常的なユースケースでは「戦闘中に切り替えて一撃」だと思われるので「弱点拡大」が良いと思います。
- 特級スコープ – 平均的な出力が上がりますが、11ショットまでの段階では弱点拡大を超えることは有りませんでした。弱点拡大のCDは10秒なので、特級スコープが弱点拡大を超えることはないと想定できます。
まとめ
今回はダメージ計算やダメージシミュレーションを用いてピアシングライトとアフターグロウソードの有利/不利を考察しました。
結果としては、一般的にはピアシングライトのほうが有利と言えそうです。
また、アフターグロウソードが有利になるシチュエーションは連射できた際や武器スキルが強化された際になります。
今回のスプレッドシート
今回はgoogleスプレッドシートを用いて想定される環境下でのダメージ計算を行いました。
以下はその確認用のURLになります。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c2BM1BvxFY1wYyZk5mQhME7qvv76EhUFxRys60VTmz8/edit?usp=sharing
コメント
コメント一覧 (1件)
アフターグロウ完凸で検証してみました
クリ率が22.5%増加するようになるので基礎枠だとすれば40%ほどクリ率を積めば100%に達成するはずですが、巨神に撃ってみたら普通に白ダメージを確認したのでモジュール枠の可能性が高いですね