現在配信中の恋愛アドベンチャーゲーム「バニーガーデン」の個人的な感想です。
目次
総評
- ゲームとしての出来はまあまあ
- 個人的には主人公に感情移入し辛いしヒロインもそれほど可愛くないのでうーんといった感じ
- 配信向けのゲームではある
簡単な攻略
- ルートは以下の3つ
- 各ヒロイン個別ルート
- ハーレムルート
- マグロ漁船
- 個別ルート:土日、お金に困らない範囲で通い詰め、アフター複数回、旅行イベントと誕生日イベントを起こそう
- 気になるなら好みのお酒とフードを毎回渡しておこう
- 加奈:カシスオレンジ、アヒージョ
- ギャル:ウーロンハイ、お菓子
- クール:日本酒、寿司
- ハーレムルート:3人全員の個別ルートを攻略するとお金使い放題モードが解禁されるので一番高い酒を飲ませまくる
- ショップに稀に好感度チェッカー等の便利アイテムが売られるのでハーレムを狙うなら要チェック
- マグロ漁船:大量の借金を抱えたまま放置でOK
ゲームのあらすじ
- 仕事をクビになった主人公が見つけたのはバニーガーデンというキャバクラだった
- バニーガーデンのお陰で明日への希望が持てた主人公
- バニーガーデンというお店に務める3人の女の子と親交を深めよう
ゲームとしての批評
- ちょっとえっちな要素や微妙にリアルなキャバクラ感で話題になってしまったゲーム
- 配信者が配信で一周するぐらいのところを見たり、友達に奢って反応を楽しんだりするぐらいのボリュームと出来
- おそらくかなりの低予算で作られているので完成度を求めるのは酷かもしれないが、結構ひどい方
- シナリオ的な盛り上がりは特に無い
- ゲームの売り方としてはかなり上手いと思った
配信受けする面白い要素
- ちょっとえっちな要素やキャバクラ感、チェキ撮影やミニゲームのような配信受けする要素は結構多い
- キャラクターと仲良くなるとチェキ(写真)撮影モードに入って1枚だけ写真を撮らせてもらえるが、結構自由度があって面白い
- これは世界観にもマッチした純粋に面白い要素
- ポーズの種類が少ないとかカメラアングルを弄りづらい等あるが
- ちなみに酔わせていると背面からの写真撮影(おしりドアップとか)が可能になる
- Daisukeごっこが可能
- 妙にリアルなキャバクラ感
- 現実世界の方は詳しくないが、調べたら同じぐらいの料金設定だったり、席代、VIPルームのような概念があるらしい
- 現実世界:席代:45分3000円、VIPルーム:45分5500ぐらい(調べたのはトップに出てきたサイト1件のみ)
- ゲーム内:席代:3000円、VIPルーム:5000円(延長1回あたりの時間は不明)
- ちょっとえっちな要素
- そもそもお酒を入れてもらう時点でパンモロだったり
- 個別ルートに入ると旅行イベントで行為寸前までいく描写がある
- 現実的なエグみがあって面白い
- 会話の流れをぶった切って「時間はここまでだけど延長どうする?」
- 「主人公君とまだ一緒にいたいな~(お金払って延長して)」
- お酒を一口だけ飲んで捨てるキャスト
- お店を出た後にお会計で凄まじめの額を見せつけられるのもエグみがあって面白い
- 総じてゲーム配信を見る層向けにはかなり衝撃的で面白い内容が多い
- 現に自分もこの価格設定ってリアルなのか?と思って調べたわけだし
ゲームとしての出来はかなりいまいち
- ゲームの流れはエンディングまでお店に通い続けて好感度を上げるのを繰り返すだけ
- 日によって特定メニューの好感度アップ率が変動とかはない
- 最も金額の安い、キャストの好みの酒と食事を渡し続けるだけの
- 個人の主義の問題だが、ゲームのほぼ全容を見てから批評したいので苦痛だった
- 季節のイベントみたいなのは7~8月の水着イベント以外特に無し
- 見栄え以外のゲーム的な部分はお粗末
- そもそも好感度上げが作業
- 狙ってやっているのかは不明だが、乾杯後の会話で突然ヒロインが落ち込んだり怒ったり、会話の流れをぶった切って「延長どうする?」が来たりと感情の起伏が凄まじいヒロイン
- ミニゲームはすべてものすごい簡単で操作に工夫がいらないもの
- Tゲーム(ツイスターゲーム)のルーレットは全部毎回同じパターン
- 3人とも「血液型の話」「休日の過ごし方」が絶対に会話パターンにある
- 会話ネタ出しは難しいが、テンプレートとして仕方ないという裏側の事情を感じさせる要素で個人的には汚く見える
- 他にどんな会話パターンを入れればいいかというと思い浮かばないので難しい話ではある
- シナリオに起伏がない
- お店で話しているうちに仲良くなっていってゲーム終了時に最も高感度が高い子と結ばれるというシステムで、特に個別ルートのような概念はない
- ので、キャラクターの深い掘り下げみたいなのは無いし初週からの作業がずっと続く感じ
感情移入し辛い主人公とテキスト
- 「オタクってこういうのが好きなんでしょ?」感が透けて見えるテキスト
- 突っ込みどころを作るために狙ってやってるかもしれない
- 出会って1~2週間の女の子に対して「君に会いに来たよ」「君が僕の癒やしだ」というような選択肢が出てくる
- 個人的にはちょっと受け付けられなかった
- 初週から女の子に「下着」「花束」や「高級ブランドバッグ」をプレゼントできる
- ゲーム後半では選択肢に出現するのではなく、主人公が勝手にこれらのクサい発言をしてしまう
- (個人的な好みもあるが)あまりヒロインが魅力的ではなかったり、無理がある設定だったり
- ゲームの舞台がキャバクラなのでキャラクターの発言の裏に金銭的なものを感じて微妙に思ってしまうのかもしれない
- 主人公の名前を忘れたりプロ意識が足りなく違和感が
- 「あたし?誰とも付き合ったコト無いけど?」
- 好感度がある程度上がったヒロインは「主人公君にいつも会いたいな~」ぐらいのことを簡単に言ってのけるぐらいになる
- 「いや、お店以外のプライベートで好きに会えばええやん…」と思わずにはいられなかった
- かなりデレデレだし主人公側もそういう発言をするが、付き合ってはいない扱いらしい
- 特にシナリオ的な起伏はなく、ゲーム終了時点(9月末)になると勝手にヒロインの方から告白してきて結ばれてエンディング、エピローグでその後がちょっと語られる
- 突然始まるASMRイベント
- 行為を想起させるような発言をしていたり、Switchでこれが発売されているとは思えないテキストだった
総評として
- プレイヤー視点として:
- ちょっと異色の舞台設定、妙な現実み、エグさや突っ込みどころのある内容やテキストが面白い
- 消費期間1日のゲームとして配信でやるにはかなり良いと思った
- テキスト(特に主人公のクサすぎる発言)についてはさすがにオタクを舐めすぎだろと思ったがこれすらも狙ってやっているのかもしれない
- 昨今のゲーム事情の観点として:
- 「低予算で作ってバズったら勝ち」という昨今の新作ゲームを取り巻く環境にはかなりフィットしていると思った
- 「えっちな要素があるよ」で釣れ、誰でもプレイでき、話題性がある
- 狙って作ったのかはわからないが、全部織り込み済みなら開発はマーケティングがとても上手だと思う
おまけ(daisuke)
同じこと考えてる人いないかなと思ったら二番煎じでした。
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