Steamで配信中のSLG「wartales」のレビューです。
Wartalesのゲームクリアとクリア所要時間
Wartalesには今のところゲームクリア(スタッフロール等)がありませんが、当記事では全地域の全クエストを達成したことを以ってゲームクリアとして扱います。
地域固定型でプレイし、steam側での計測時間は171時間でした。
寝落ちつけっぱ等があるので、実際は130~150時間程度だと思います。
Wartalesの面白い点
個人的には飽きさせないようなバランス調整が良く出来ているなと思いました。
新要素のアンロックや新装備の製作、新たな拠点拡張が飽きが来ない絶妙なタイミングで設定されており、無限にやりたいこと/やることが出現する点が中毒性を産んでいると思います。
「新たなレシピがアンロックされて新しい武器を作りたいなと思ったらキャンプ拡張もアンロックされ、素材が無限にたりないしクエストもいっぱいある！」が無限に続きます。
ただし、中盤以降は”面倒くさい”…
ただ、中盤以降は「面倒くさい」点が多いです。
例えば中盤以降は管理するユニット数が多くなってしまうので部隊の管理が面倒です。
終盤、Dronbach地域では敵の数が20人程度まで増え、これに対して10人程度で挑むと味方が1回行動する最中に敵が2回行動してしまい、圧倒的に不利になってしまいます。(実際の動画)
そのため、部隊の数を増やさなければなりません。
戦闘開始時の味方の配置はランダムなので、いちいち味方を見つけて理想的な初期配置に配置し直したり、戦闘中の管理もですが、装備を整えてあげたりといった他の要素も面倒でした。
あと、戦闘関連では、後半の広いマップでの戦闘が面倒でした。
初期配置がズレるのもありますが、20程度の敵が散らばって配置されたりとなかなか面倒です。
この辺を面倒臭く感じるのは疲れている証拠なので、さっさと寝たほうが良いのかもしれません。
また、後半の広かったり複雑なワールドマップに対して、プレイヤーの移動速度が一定です。
速く目的地まで移動したいのに、リアル時間で10分程度所要します。
若干速めることは出来ますが、本当に若干で終始変わり映えしませず、移動がひたすら面倒です。
このゲームはエンカウント方式ですが、後半のマップでは狭い上に敵の数も多く、特にドロンバッハやグリンミアの城郭内、感染村の探索では戦闘することに全く旨味のない敵とひたすら戦わせられるのが苦痛でした。
あとはオートセーブのタイミングがやや不親切なのがちょっと嫌でした。
個人的にリロード許容派なので、味方をロストしたり衛兵に捕まる度にロードしてのプレイでしたが、「街を出た時」「戦闘開始時」にオートセーブされ、それ以外のタイミングでのオートセーブはないです。
あと、オートセーブは最新の一件のみなので、「オートセーブのもう一個前の段階に戻りたいな～」ができず、大きく戻る必要がある時がありました。
こまめに別セーブを取れば良いのですが、5時間程度戻ることがあったので街のオートセーブと戦闘のオートセーブ、5分ぐらいの間隔でワールドマップ上での自動セーブがあれば良いなと思いました。
私は150時間、クリアまでプレイしましたが、上のような面倒臭さが重なって普通の人は30時間程度で飽きると思います。
アプデやmod対応によって改善されたらもっと遊びやすくなると思いました。
総じて、Wartales、オススメ？
悪い点のみ長々書いてしまいましたが、150時間遊んだのは事実で、部隊の拡張や新要素についてはワクワクしぱなっしでした。
記事内では数行で済ませてしまいましたが、「飽きさせないバランス調整」が非常に良く、面倒臭さが強くなってくる30~50時間程度までは本当に楽しく遊べると思います。
それ以降は面倒臭さが勝ってくるので人次第だと思いますが、私は耐性があったのでクリアまで遊べました。
30時間プレイしたとして、定価3000円なので1時間100円程度のゲームと考えるとコスパは良い方ではないでしょうか。
modサポートやアプデがあるのかは知りませんが(不可視の壁で侵入できない未実装区域があるのでおそらくアプデはあります)、ロードマップを見たところDLCはリリースされるとのことなので今後にも期待できそうです。
コメント