ゲーム「Elin」においての職業「戦士、狩人、魔法戦士、機工兵」のフィート「武器の知識」「射撃の名手」関連の仕様の解説です。
最終更新:2025/10/26
ダメージ増加系フィート
職業「戦士、狩人、魔法戦士、機工兵」の持っている各種ダメージ増加系フィートは以下になります。
- 武器の知識:近接武器の威力が5%/10%増加(フィートLv1/2)
- 射撃の名手:遠隔武器の威力が5%/10%増加(フィートLv1/2)
物理攻撃のダメージがどうやって算出されているか

「攻撃評価」の欄を見るとわかりますが、“武器によるダイスロールとダメージ修正部分”と、その後に続く“倍率部分”に分かれていることがわかるかと思います。
例えば上記の★《大地の大槌》の場合だと、34面ダイスを2個振った合計に26を加えたものに、2.94をかけたのが最終的なダメージです。ダメージ期待値は179.34ということになります。
ここから、敵のPV等によるダメージ減少が発生していくわけですね。
このダイスロールと倍率部分ですが、計算式が公式Wikiに詳しくまとめられているので引用させていただきます。
前半部分(ダイス部分)
「攻撃中の武器のダメージ修正 + 防具のダメージ修正合計 + キャラ固有のダメージ修正」
https://ylvapedia.wiki/wiki/Elin:%E8%A7%A3%E6%9E%90/%E7%89%A9%E7%90%86%E6%88%A6%E9%97%98より引用
上の例では、2d34+25の★《大地の大槌》に加え、腕部分でダメージ補正があるため、最終的な攻撃評価で2d34+26となっています。
また、エーテル病の「殺戮の飢え」はこのダメージ修正部分に加算されます。
後半部分(倍率部分)
「0.6 + (武器スキルに対応する主能力 + 武器スキル / 2 + (近接武器は戦術、遠距離武器は射撃、ワンドまたは理力武器の場合魔道具)) / 50.0)」
https://ylvapedia.wiki/wiki/Elin:%E8%A7%A3%E6%9E%90/%E7%89%A9%E7%90%86%E6%88%A6%E9%97%98より引用
- 武器に対応する主能力
- 武器スキル
- 戦術(近接)/射撃(遠隔)/魔道具(ワンド)
「武器に対応する主能力」がちょっと気づきづらい部分で、実は杖や槍や鈍器は「耐久」依存だったりします。(筋力を上げても威力が伸びない)
また、両手持ちしている場合はこの倍率部分が約1.5倍になります。
両手持ちをしている場合、ダメージ倍率を「1.5」倍にし、さらに「0.1 × √(両手持ちスキル)」だけ加算します。
https://ylvapedia.wiki/wiki/Elin:%E8%A7%A3%E6%9E%90/%E7%89%A9%E7%90%86%E6%88%A6%E9%97%98より引用
「武器の知識」「射撃の名手」がどこに乗るか
さて、今回タイトルにした「武器の知識」「射撃の名手」がどこに乗るかですが、倍率部分に加算されます。

つまり、上の画像の例だと2d34+26 x 2.94となっている部分が、武器の知識2があると2d34+26 x 3.04になり、
ダメージ期待値では179.34から185.44、約3.4%のダメージ向上という事になります。
最終的なダメージが向上するわけではないんですね。
戦術や対応スキル、対応主能力はゲームが進むにつれて上昇していくので、「武器の知識」「射撃の名手」による倍率加算はゲームが進むにつれて効果が薄れていくことになります。
上の画像は100階相当のデータですが、もっと進んでいる場合はもっと低いダメージ期待値の向上です。
まとめ:「武器の知識」「射撃の名手」は倍率部分に加算
まとめてしまうと、「武器の知識」「射撃の名手」は倍率部分に加算なので効果が低いです。
最終ダメージに倍率が乗ると思いきや仕様としてはガッカリになります。
ちなみに、「運」もあまり強いものではないので、戦闘向けの能力を持っている職業は全体的にちょっと渋いかなと思います。
ほとんどの職業フィートは序盤に効果が大きく後半は小さいので、そういう設計なのかもしれません。
この記事は2025年10月26日時点のものなので、修正されるかもしれない点に注意してください。

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